2018年7月28日土曜日

白馬大雪渓から栂海新道

2018/07/19(木)☀
【タイム】猿倉6:30-7:35白馬尻ー12:36村営頂上小屋

 前日猿倉まで入り、仮眠して出発したのが予定5:00を大幅に遅れて6:30。
 林道を歩いて白馬尻小屋で一本。スキーに来た時は小屋を掘り返している光景しか見たことがないので改めて立派な小屋に感心する。小屋から少し登った所から雪渓にのる。パートナーは4本づめアイゼンを装着する。4本づめは土踏まずに着けるようになっているが、つけるなら足先だろうと思う。




 雪渓が傾斜を増すところは、雪が解けてインゼルが現れお花畑の急斜面の登りとなる。








村営頂上小屋裏のテント場は空いていた。まだ陽が高く日陰がないので、たまらない。小屋の生ビールでお疲れ様の乾杯。

日暮れまでが長かった。夕飯の献立は、雪標祭で作った「ギュウギュウ焼」だが肉を冷蔵庫に忘れてしまった。







2018/07/20 ☀ 2日目
【タイム】テン場5:15-6:04白馬岳山頂ー8:53雪倉岳避難小屋ー10:02雪倉岳ー
12:45朝日平水平道分岐ー14:50朝日小屋

 今日も良い天気、白馬岳頂上から広がる雲海。
遠くに焼山、火打岳

 三国境から雪倉方面に入りガラ場が続くが、そんな中に高嶺の花コマクサの群生が見られたが、時期が過ぎ枯れているものが多かった。

アズマギク


 

 

雪倉避難小屋



雪倉避難小屋から急登で雪倉岳山頂

 遠くなる剣岳
        これから向かう朝日岳




鉢が岳を捲いてツバメ平へ下る途中 雪倉避難小屋へ向かう管理者から 今日から水平道が通行可能ですとの うれしい情報をもらう。
 

水平道分岐まで見た目以上に 大きく回り込み遠いうえに、さらに水平道自体も長く、朝日小屋は遠かった。

今日の夕飯は、朝日小屋の美味しくて有名な小屋御飯なので
テント場で、汗でビショビショになったTシャツを洗ったり
雪渓から流れ出る水に足を浸したりして、のんびり過ごす。

 





 朝日小屋の夕ご飯は、期待にたがわず料理の品数が多く おいしく食べられました。また明日の行動食として、鱒寿司とくるみ寿司を買いました。

2018/07/21 ☀ 第3日目
【タイム】朝日小屋5:30ー6:36朝日岳ー13:29北又の水場ー14:25犬が岳ー14:35栂海山荘
白馬岳
 

6:36
 朝日岳頂上まで急登
 

 

 朝日岳から下って行くと樹林帯から草原の繰り返しになり花の種類も刻々と変わって行く。

朝日小屋で買った鱒ずしのお弁当
御飯が冷凍して砕けていたので ちょっと残念。後で食べたクルミ弁当はおいしかった。






ネギ坊主の様でかわいい
 


アヤメ平手前に残っていた。
アヤメ平には見られず
 
水芭蕉と黄色い花が浮島のようになり素晴らしい

正面右奥の雪渓の右が犬が岳、その先に栂海小屋がある。
ここまでは次々と現れる湿原に癒されて歩いてきたが、ここからは望めそうにないので遠く感じる。


登山道は、しっかり刈り払いがされて歩きやすいが、暑さはどうにもならない。




予定していたよりはるか手前に水場。ここでそれぞれ3Lと3.5Lの水を汲む。犬が岳までの急登に水が加わり修行の登りとなる。

犬が岳山頂

栂海山荘に到着。
標高が低くなったので、蒸し暑さがある。
夕方から今晩の「チジミ」をレシピを見ながら作る。肉は忘れたので野菜以外としては、乾しサクラエビだけだが美味しかった。




2018/07/22☀ 第4日目
【タイム】栂海山荘4:00-8:19白鳥山ー11:30尻高山ー14:00親不知ホテルー
14:20日本海

 最終日、予定通り4時にヘッドランプを付けて出発する。小屋の裏から急な下りが続く。
黄連の水場5:48
ぶなの林
 ブナ林が時折あらわれ 涼しい風が通る。
下駒ケ岳6:56

白鳥山8:19
シキ割の水場9:48
りっぱな杉の大木
丹沢のような雰囲気の山道に、登り下りがあって暑さに耐えながらの苦行が続く。
時々日本海が覗くが、波打ち際まで山が迫っているのでなかなか近づかない。
 
突然車の音がして、道路わきの親不知ホテルが出現する。駐車場にザックをおいて石段を100㍍下り生暖かい日本海にタッチする。

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