2007年5月5日土曜日

北ア 剣岳 八峰Ⅵ峰

19年5月3~5日
大木場、吉岡、堀口、牧野、平石(記)

今後の課題:アイゼン、登山靴での登攀、基礎体力、山スキー?
今回の不要荷物:象足

岩登りは八ツ峰Ⅵ峰またの機会にといった感じ。しかし長次郎谷のスキー滑降は苦労しましたが楽しめました。剣岳の概念がほぼ掴めました。
5/3、23時京王八王子出発、ほぼ順調に扇沢へ到着。
2時間くらい仮眠して始発で室堂まで2時間ちょっとで到着。快晴

身支度をして剣沢を目指します。雷鳥沢野営場のテント村を通過して別山乗越へ。 登山者、スキー&スノーボーダーが大勢いました。別山乗越からはスキー組は一気に?剣沢野営場へちょっと遅れてつぼ足組も到着。既にテントが沢山張ってあります。
皆でブロックを積み上げ整地して快適な住居が完成、水場は出ていなく雪で作りましたが効率が良くガスの消費が抑えられた。そうして腰を落ち着けたとき一瞬雷鳴と小雪。しかしラジオを聞くと5/4は好天とのこと。
5/4、5時起床、全山ガスっていましたが次第に快晴(風は多少あり)。
8時頃八ツ峰Ⅵ峰へ向けて出発、スキー組は快適?爽快?に滑降、つぼ足組はトレースを外さない様に歩き、長次郎谷出合で合流。


長次郎谷は人も少なく上部に山スキーのパーティ、源次郎尾根側からの雪崩を見つつⅥ峰Aフェースの基部へ到着。源次郎尾根を見るとⅡ峰懸垂点の渋滞。(聞くところによると5時間待ちのパーティもあったようです)
Aフェースは雪がなく岩が出ていてCフェースは下部が雪壁の状態、登攀準備をし、Aフェース魚津高ルートとCフェース剣稜会ルートに分かれました。



Aフェース平石トップで取付きますが慣れないアイゼンの為数メートル登ってアイゼン脱ぎ冬靴でトライ、しかしこれまた難儀しハーケンが1メートル間隔で打ってある所を見つけてA0で少しずつ登りますが足が決まらず体があがりません。。
結局10メートル位のところで捨てビナかけてロワーダウン。。よく見るとハーケンに導かれるように登ってしまうとどうやらルートが違うことが判明、右の凹角へ入りたいので違うところから試みましたが、シュルントに雪が蓋の様に乗っかっている状態で亀裂がところどころ入り飛び移るしかないので協議の末に終了、



Cフェースは吉岡さんのラッセル、続いて牧野さんが登りましたが上りきったところで時間切れで下降。

スキーのデポ地点まで戻り、平石は堀口さんの特別のはからいでスキーを借り長次郎谷を滑り降りました(転げ落ちたところが多かったかな)、ゲレンデスキーヤーにはとても難しかったですが笑いが止まりませんでした。ありがとうございました!

長次郎谷の出合からスキーをザックにくくり付けて幕場へ戻るわけですが疲れもありヘトヘトでした。その途中、先に帰幕した堀口さんから無線連絡が入りビールが待っているとのこと、大木場さんのスピードがアップしたのは言うまでもありません??牧野さんもめずらしくビールが飲みたいと!(ビールは堀口さんの知人の玲峰の方から頂きましたご馳走さまでした!)
18時半前には全員帰幕し冷えたビールで乾杯、身体に染込みます。

5/6の天気の具合が良くないので明日(5/5)の下山が決まり2食分の夕食を含め静かに23時ころまで飲食いしました。

長次郎谷出合から

Cフェースを登る

登攀を終えて

Aフェース 取り付きから
5/5快晴、ゆっくり準備し出発、汗だくで観光客の多い室堂へ、そして意外とあっさり扇沢へ戻り大町温泉薬師の湯で風呂と食事をして帰京。それほど渋滞もひどくなかった。