2006年7月2日日曜日

丹沢 小川谷


平成18年7月2日
牧野、吉岡
曇りのち雨

 曇り空の中、一応、雨の覚悟で沢に入る。F1は流れの右を難なく越す。F2残置シュリンゲと丸太を使って乗っ越す。水はさほど冷たくない。F3は右を巻く。F4吉岡さんは水流の左側を登るが、私は滝口でスタンスがなくなりロープに助けられ、這い上がる。それを見ていた後続は、左のルンゼ状のところを登っていった。F7?先行2パーティーが右側を巻いている中、吉岡さんは水流右を残置シュリンゲを使って乗っ越す。続く私は2つ目のシュリンゲに手が届かず、ロープを張ってもらい、やっと乗っ越す。
 次は名物の大岩が現れる。残置シュリンゲをつかみ、難なくさらりと越えた吉岡さんに続けと思うも、失敗。何度目かのトライで越えられた。
F9?ここで先行パーティーを待つうち雨が降りだす。ゴルジュの中、回り込んでいる滝を右から登る。
 そして
F10石棚。左側の高巻きに3パーティー17名程の通過待ち。1時間半もかかった。その間大雨で身体は冷えてしまい、沢はみるみる泥濁流になった。石棚通過後は、深さの分らない泥濁流をとにかく進まなくてはならない。薄暗い沢の中に閉じ込められた感、弱気になる中、吉岡さんの冷静かつ的確な判断とサポートで徒渉・高巻きを続ける。足元からふと前を見ると終了点の壊れた堰堤に気が付く。雨も止み、そこを抜けると明るく開けた別世界だった。
(駐車場8:40 大棚11:5013:20 3人と分かれたデッチ沢出合14:40 登山道に出る15:30 駐車場16:20
                                                              佳世
 
7月2日 丹沢 小川谷
曇りのち雨

 今日は、雨天決行という決心で出発する。もちろん天気予報は雨。
 穴ノ平橋上の駐車場の下から枝沢に降り、延々と続く堰堤にかかる梯子を下り、小川谷の入り口に着く。
 曇り空のもと、F10石棚までは何とか順調に来たが、ここで先行パーティーが停滞して、1時間半も待たされてしまった。待たされるだけならまだ良いのだが、待っているうちに雨が土砂降りとなり、谷が見る見るうちにチョコレート色の濁流になってしまった。

 このF10、石棚の上からが今回の核心部だった。ゴルジュの中に取り残され、さながらサバイバル脱出行という状況。ゴルジュ帯は逃げようもなく、ザイルを出して渡渉を繰り返しながら、徐々に進んでいった。巻こうとすると悪い崖になるので、流れを忠実に遡る。
 実際は濁流に突っ込んでみると、見た目は通行不能の濁流だが、底が思ったほど深くなく、腰位の深さで何とか通過でき、これは行けると感じた。

 帰ってから遡行図を見るとゴルジュ帯と思った所は小滝連続のやさしそうな部分でした。

[タイム]駐車場(8:40)大滝(11:50-13:20)終了点(15:30)
     駐車場(16:20)