2008年9月28日日曜日

奥多摩 日原川 小雲取谷


                                                 20年9月28日 
                                                        吉岡(記)

 山野井さんの熊事件があったので、単独行という事もあり歩いていて周囲の状況が気になり、しょっちゅう回りをキョロキョロしていました。
 
釣りに使う時間は、1時間と予定していましたが、大ダワ林道から大雲取谷に降りたところから小雲取谷の出合まで三時間竿をだしっぱなしでした。

釣りでは、岩魚が毛鉤を追って姿を見せたので興奮しましたが、水面に出た所で逃げられてしまいガッカリです。その後、小さな落ち込みで岩魚が上がったときは感激!!  もちろんリリースしました。
餌釣りならもっと数が出たと思いますが、テンカラにこだわました。

今回新調したグッズは、2点。ファイントレック社のアンダーウエアー(パンツ)とGPS用マップソース。マップソースは2万5千分の1地図が入り便利です。沢の中では衛星を捉えることはなかなか出来ず、現在地の確認は出来ませんでしたが、地図を見られることは安心です。

タイム:自宅4:30→唐松谷出合駐車6:50→小雲取谷出合10:09→小雲取山12:53→唐松谷出合14:37

2008年9月15日月曜日

谷川 湯檜曽川 本谷

                                                20年9月14-15日 
                                                        吉岡、牧野、平石


9/13
21時東北沢集合、関越道は群馬に入ると雨模様。
途中時間調整で下牧PAで待っていると強い雨。。
明日、朝起きてから決めましょうということに、
谷川岳のベースプラザはほぼ満員二等船室状態でした。
あちらこちらで酒宴の跡、かなり散らかっていますね、
中でガスコンロ使っちゃまずいんじゃないの??

9/14
朝起きてみると、晴れ間が見え、
仕入れた天気予報も回復傾向で降水確率も低いということで
予定とおり行動することに。
まずは、武能沢出合いまで登山道を2時間。二人組のパーティが準備中。
沢仕度をし湯檜曽川へ降り立った所が入渓点、すぐ魚止の滝。
右岸の壁を残置スリングを掴みながら上がり
一旦樹林帯に入りちょっと巻いてゴルジュの上に降りバンドを進む。

6m魚止めの滝

魚止め上部のゴルジュ
小、中入り混じる滝とナメをいくつか越え、ちょっと深い釜を持つ滝で対岸に渡るのに最初の泳ぎ(2Mくらい)、
冷たいけどそれまで暑かったのでちょうど良い感じ?




またちょっと暑くなってきたころに河原が広がり右折するところがウナギ淵。
まずは観察、ちょうど25Mプール1コース分くらいなゴルジュ。(泳いだのは15Mくらい?)日が差していて暑いので、泳ぐことに。先頭は吉岡さん
後続は牧野さん、平石の順。やっぱり重いですねザック、前は見えなくなるし(やっぱりヘルメットはしまっておくべきでした)、
靴を履いているとうまく水を蹴れない感じ、ちょっとの流れでもなかなか前へ進まない。
必死で泳いだら吉岡さんとほぼ同着。

振り返ると牧野さんが入水地点数メートルで立ち往生。
吉岡さんが左岸に上がりロープを投げて牧野さんキャッチそのままひっぱり救出完了。
冷たくて太ももがちょっとピリピリしびれ、あっという間にブルブル。
牧野さんよくあそこで我慢してましたね。
その後も少しゴルジュがあったり30Mのナメ滝など堪能していると十字峡。  正面に抱返り沢の大滝、本谷は直角に左折する。

しばらくして2段20Mの滝、先行2パーティがロープを出しているのが見えます。
1段目は容易、2段目から滝左の乾いた所を登る。
ロープを出し平石トップ、2箇所支点を取りロープいっぱいまで。

2段20m抱返り滝

七ッ小屋沢出合 右の3m滝が本谷
この後はそこそこの滝も出てきますがナメも多く癒されます。
しばらくして前方に10Mの垂直の滝が見え、先行パーティが登攀中。
滝に打たれながら左へトラバース後直上するのが簡単のようですが、薄日になっていたので寒そう。
先行パーティと同じく滝右を左上することに、吉岡さんトップです。ピンは3箇所と残置スリング有り、足元は滑ってました。

また穏やかな渓相になり、好きなところを登ったり歩いたり。

10m垂直幅広滝

そして赤茶の2段釜滝、ここは平石が先頭を歩いていたのですが
1段目を登っている記録の印象が強く、何も考えずさっと登ってしまった。
(通常は2段とも巻くようです)、2段目、傾斜強く残置も見当たらない。
直登はできそうにない
(落ち着いてよーく見ると1つ残置を発見、滝右を登るようだった)、
左岸を巻くしかなさそうですがホールドスタンス共に細かく見るからに悪そう。

吉岡さんが慎重に登り、姿が見えなくなって数分後ロープが降りてきました。
慎重さを欠いたことに責任を感じてしまい、意気消沈している最中でもあり
なんだか身体がぎこちなくてホントーに悪い巻きでした、
一歩間違えば進退窮まっていた可能性も大。

末端平石だったのでそのままトラバース、踏み跡は上へ上がっている。
ここで一旦切って二人を迎え入れ、吉岡さんが更にトラバース、
無線で連絡が入り牧野さんと同時に進むと既に沢床へ立っている吉岡さんが見え、牧野さんはゴボウ、平石は懸垂で沢に戻る、疲労がでてきた。
消沈していてもまだ40M大滝があるので気を取り直し、小滝を越えているうちにまた調子が戻ってきた。
40M大滝は1段目、階段状を平石トップ。
2段目は吉岡さん、滑った左壁を乗り越し草付へ入り込む。
最後は草付バンドをトラバースして滝上へ牧野さん中間、ラスト平石。

大物が終わり、後は幕場(二俣)へ向けて頑張る。
上に送電線が見えるので位置確認はしやすいけど、なかなか二俣に到着しない。

途中、先行パーティが既に焚火や酒宴をやっている所を通過、賑やかな4人パーティ宴が楽しそう、私達ももうちょっとガンバで、
そこから15分ほどあがった所が二俣でした。時間は17時半でした
二俣には誰も居ません。本日の入渓パーティは雪標いれて3パーティ。吉岡さんが快適な幕場を見つけ本日の行動終了。

あまり良い薪はありませんでしたが粘って着火し、宴会開始。
すぐ日が暮れて冷えてきたところで星が見え、さらに中秋の名月で月見酒。
しかし疲れていたので9時くらいに寝床に、寝不足もあり気持ちよく寝れました。

大滝

大滝トラバース地点から2P目の出だしを覗く
9/15
天気は晴れのち曇り
翌朝6時出発の予定でしたが寝過ごして5時半起床、朝ご飯もたっぷりいただき7時半出発。他のパーティは出発済み(二俣を通過していきました)。
いくつか小滝を越え、徐々に傾斜が急になり顕著な二俣がもう一度出てきますが右へ。
その後も小さい二俣がでてきますが右へ右へ。
水流がなくなりそうなところで下山に使う水を汲み稜線へ詰めて行きます。
しつこくない藪漕ぎ、だんだん藪が低くなり眺めも良好になってくると朝日岳の草原帯、
登山道と合流してすぐに賑わう朝日岳山頂(10時10分)、完登の握手。
先行パーティは藪漕ぎ中クマに遭遇したとか。

藪漕ぎを終え稜線に出たところの草紅葉。後ろはジャンクションピーク
沢装備を解き充分休憩し朝日岳を出発、
アップダウンを繰返し笠ヶ岳を経て白毛門。
そして白毛門の下り、踏ん張りが利かなくなり、膝に違和感が出始めたかけた頃、登山口に無事到着。下り4時間半くらいでした(14時45分)。
晴れていたら暑くてもっと疲労が強かったと思う、
反省と修正すべき点多々ですが、沢中は晴れて下山は程よい曇りと天気に恵まれ充実した山行ができました。

2008年9月7日日曜日

伊豆 城ヶ崎 あかねの浜


                                                 20年9月7日 
                                                        吉岡(記)、,平石


 週末の天気が全国的に悪く、かろうじて晴のしるしがある、伊豆に向かう。 途中小雨の降っている通過したが、現地は予報通りの晴! でも・・・晴れ過ぎ? 真夏のような蒸し暑さに苦しめられた。
 ルネッサ城ヶ崎の駐車場に車を止め、約30分海岸沿いのハイキングコースを歩く。途中”りす”が姿を見せる林の散歩道でした。

「関東周辺の岩場」によると 初~中級者が楽しめるエリア。但し 下部はプロテクションが取り辛いものが多いので、リードの際は充分注意。 とのことです。
まず取り付いたのは 「関東の岩場(1999年4月発行)」で5.8★★の
「イソギク」。もう一つのガイド「城ヶ崎ルート図集」(岩と雪115号1986発行)のグレード5.6の所。

実際登ったは、もう一つ左の「ツワブキ」5.10aでした。(岩雪付録で5.9.)
今パートナーがいるテラスからシンクラックにカムをセットして試みましたが、どうしても踏ん切りがつかず、右のコーナーのクラックを登り終了点に。

右のザイルが垂れているクラックが「イソギク」でした。


トップロープをセットして 再度登ってみるとレイバックを使って何とかクリアできました。

右のクラック=イソギク
左のクラック=ツワブキ

キャンドル5.7
足下のクラック伝いに登ったが悪い!
その左のフェースを登るのが正解
次に「キャンドル」5.7(ちなみにガイドブックは両方とも5.7)なら大丈夫だろうと写真中央のフェイスから上部一番右のクラックに取り付く。
左のコーナークラックは「イソギク」

出だし被り気味のクラックにカムをセットして登ろうとするも 体が外に出て登れず、カムを3ツかためどりして A0で強引に登る。

本当にこれが 5.7のグレードか????

その上は慎重にカムやナッツをセットして登る。一番悪かったのは、出だしでした。

2度目 トップロープ。 下部はクラック左のフェースを行くとすんなり登れました。それにしても プロテクションをセットしながら登るとなると怖いという印象です。

暑さと疲れで岩陰で昼寝の後、もうリードできるルートが無いので
「キャンドル」をトップロープで登り、
「ライトレイン」5.8★★にトップロープをセットする。

下部は被り気味の所を、細かいホールドで強引にのぼりハングの下に出て
ハングの下を右上、上部のワイドクラックに入る。

ハング下は、ジャミングというよりフェース登りになってしまった。
ナチュラルプロテクションのグレードの辛い事。ボルトに慣れたクライミング経験と比較すると 信じられないほどでした。


写真中