2011年9月23日金曜日

北ア 赤木沢


                                                              平成23年9月23-25日 
                                                           
                                                         吉岡
                                                                   
  
 9月23日(金)
 9/22(木)23:30自宅を出発、中央高速に乗って1時間早くも眠気が来て釈迦堂PAで小1時間仮眠をとる。その後は眠気に襲われることもなく「奥飛騨温泉上宝」道の駅(4時ころ)み到着する。有峰ダムの有料道路が朝6時からオープンするので直行すべきだが、体調を考え仮眠する。

 翌朝 寝坊して慌てて出発するが、折立登山口の駐車場は、すでに満杯状態で、なんとかスペースを探し当て安心する。準備している間にも登山者用の路線バスが2台も到着し、たくさんの山ガール他で登山口があふれる。服装は、下はタイツに半ズボンが男女とも主流で、おじさんも沢用のファイントラック上下に半ズボンとみんなに溶け込んで出発する。

 天気はどんよりした雲が樹林帯まで降りてきて、冷え込みが厳しい。三角点までの急な登りでは、元気の良い若者やおじさんに抜かれることが多かった。おじさんは3日間の行動を考え膝を労わってマイペースで登る。樹林帯をすぎると草黄葉の草原になり、所々チングルマの綿毛が白く輝いている。

 太郎平では 時々陽がさすが風が冷たく早々に出発する。薬師沢小屋へ向かう道は、陽がさすと暖かいが陰ると急に冷え込む天気となり、小屋に着く頃には雲に被われた稜線からガスが降りてきて冷え込みが一段と強くなる。






 あまり休んでいると出発する気が無くなってしまうので、沢の準備をして小屋のテラスからはしごで黒部川に降りる。冷え込みが厳しいので捲き道を優先して利用することにして進む。しばらくは、左岸のゴーロ状の河原で濡れずに済むが、対岸への渡渉を避けているとへつりが多くなり、捲き道がないところでは腰まで浸かってしまう。凍るような冷たさに足がつってしまう。赤木沢手前のゴルジュ帯の左岸を大きく高捲いて通過すると 見覚えのあるナイアガラ状の滝が見えた。

 一つ手前にある小ナイアガラの堰堤上を右岸に渡った兎平に良いテン場があるというので登ってみるが、平らだが湿地帯でテントを張るような場所ではなかった。そのままナイアガラ状滝の上流の河原に出てテン場を捜していると左岸にテントを見つける。渡って近くを捜すが、湿地でダメ、あのテントはどんな状態の所に張っているのか確認したかったが、止めて上流を捜す。今度は右岸にちょっとした高台があるので 目星をつけて行って見るとしっかりした土のたき火跡もある幕場跡があった。体が冷え切っていたので安堵する。
   
 天幕を張りまずはたき火で暖まろうと 材料を探すが残っている木は湿っているし、周りには枯れ木はなく火を熾すことは出来なかった。日没が近ずいているので、次は釣りに変更する。テン場前の流れで竿を振るが、寒さで手が震えて竿先も揺れている。対岸では下流のテントの住人が竿を振っていて、しばらくするとこちらから見ても分かる大物を釣り上げる、おじさんも魚のいそうなポイントをたたいていると、テン場下で一匹目があがる。サイズは15cm位で小物、続けて2匹目は20cm、まずまずだがたき火がないのでリリースする。

 晩御飯は米を炊く予定だったが、疲れと寒さで食欲がないので、どんべいのそばだけを食べて横になる。

                                                                                                                                                                                 
  
 9月24日(土)
  

明るくなってから起きだすと外に出してあった沢靴やネオプレーンの靴下などが凍っていた。朝食は、焼きおにぎりとごろごろ男爵の肉じゃが(両方7.11)で済ませて、さっそく釣りに出かける。テン場前から上流に釣り上るが、冷え込みが厳しいためか全くアタリがない。うろうろしていると下流から釣り師がルアーを振りながら川をバシャバシャと上がってくる。これでは後を追って祖父谷方面に行っても釣りにはならないので、予定を変更して今日は赤木沢を楽しむことに決める。

 赤木沢出合に来ると、団体さんが丁度通過中だった。ざっと20名くらいはいる。左岸を捲いて降り対岸に渡る。出合のへつりは、大勢の人がいるので、捲き道を利用して一足先に赤木沢に入る。しばらくしてから竿を準備して釣りに移るが、次々と人が来るのでやっぱり釣りにはならない。しんがりにまで人をやり過ごしてから登りだすが、瀬は人が歩いた後だし、淵では毛ばりには魚は来ないので諦めて沢登りに専念することにした。
  

  

大滝に到着、先行パーティーはすでに見えなくなっていいる。
  
右の木の生えた捲き道を登り、落ち口に出る。
ここから2~3の滝を越えると、源頭の様相になる。前回は、最後まで流れを登って行ったが、稜線に出てからが大変だったので早めに右に分かれる支流に入る。少し早く支流に入りすぎたかな?という感じはしたが、流れをしばらく辿ってから草地をつなげて登って行く。なるべく稜線歩きが少なくなるように右方向に向かう草地を拾って登って行く。


赤木沢源頭の草原から薬師、野口五郎岳の景色です


チングルマの綿毛が白く輝いています。
草原を大分右にトラバースしながら登ったので、今回は、北の俣岳の頂上直下の稜線に出ることが出来ました。


 薬師峠のキャンプ場は思ったよりすいていました。
 9月25日(日)
朝起きると今日も空は晴れわたっていた。テン場の人達も早くから動きだし、天幕の数も大分少なくなってきた。
下山だけではもったいないので、薬師岳を往復する。

     
薬師岳山荘から富山湾方面
  
薬師岳山頂からは、剣岳から槍穂高まで見渡せました

   

9:30頃キャンプ場に戻り、徹収して下山。
  
 
  
  
 
折立駐車場では 愛車がちゃんと待っていてくれました。 13:25でした

2011年9月10日土曜日

甲府 甲府幕岩


                                               平成23年9月10日 
                                                           
                                                 吉岡、柳沢、武藤
                                                                      
 
朝6時半に八王子に集合し、快晴の中、甲府幕岩へ。
大きな渋滞に巻き込まれることもなく、順調にむかっていたが、観音峠側から幕岩に入る林道が工事中で通行止めとなっていた為、再度、須玉IC側に戻り、比志側から回り込むはめになってしまう。観音峠側を進んでいる際にすれ違った車から誰かが手を振っていたような気がし、あれ、だれか知り合いかな?などと呑気に思ってしまいましたが、な
んのことはない、この先を進んでも通行止めになるから引き返せという合図でした・・・
(結局現地着は11:30でした。吉岡)
到着後は前回、リードしたナベちゃんをリードで再登。しょっぱななので慎重に登る。さらにアップとして再度、支点左側のルートをトップロープで。こちらは支点右側より更にやさしいルートとなるようです。
続いて、前回、雨の為、慌ただしい1トライで終了したペンタゴンへ。まずは吉岡さんがリードで登り、次いで、柳澤さん、武藤がトップロープで。武藤は前回の反省を活かせず(…)、各駅停車でへぼへぼなまま終了。2回目の挑戦ではなぜかスタートでつまづき、あれこれ考えているうちにはまってしまう…吉岡さんを交え、正解ムーブを探り、ようやく問題なくスタートできるようになるが、上部で再度、つまづき、終了。吉岡さんから落ち着いて、呼吸を整え、足で登るようアドバイスを頂くが、思うようにいかず。
前腕も張ってきて、悔しいがイエローマウンテンに移動。
こちらもまずは吉岡さんがリードで登り、次いで、柳澤さん、武藤がトップロープで。こちらもスタートでもたつくが、吉岡さんのアドバイスを受け、試し試しやってみた3回目のトライでは少しスムーズに登れるように。スメアリングの効かせ方、ホールドの位置により重心を変えていくことで力をかけずに体を安定させる方法、腕や足を壁に押しつけることで体を安定させ、移動していく方法など基本的なテクニックを繰り返し教えて頂き、勉強になりました。
次回までコツを忘れないように…まずはこちらもリードで登れるようにしたいな、と思っています。
ここで時間は17時半。まだ陽はあるものの岩場を出たのは最後から2番目。帰宅時も大きな渋滞に巻き込まれることなく8時半には八王子に到着・解散となりました。
吉岡さん、柳澤さん、長時間お付き合い頂きありがとうございました。