2009年9月6日日曜日

甲府 太刀岡山左岩稜

 9月6日(日)晴                                                 吉岡、平石(記) 

吉岡さんから山行お誘いのメール、
ロクスノ43号で紹介された太刀岡山左岩稜とのこと
下部3ピッチはクラック、もちろんナチュプロ(以下NP)です。
今回はセカンドに徹しクラックの練習です。

7時半くらいに太刀岡山の登山者用の駐車場に到着(1台駐車あり)
準備を済ませ駐車場から10分程度で取り付き到着
まだ早いからか先行パーティ、クライマーは皆無。
1ピッチ
右の凹角状から登攀開始、ちょっと苔っぽい。
吉岡さん丁寧にカムをセットして、5.9のクラックへ突入
途中惜しくもテンション入りましたが問題なく到着。

セカンド平石はクラックはまるでダメですが
フットジャムが決まるので何とかハンドジャムを決めようと奮闘するも中間部で手が決まらなく、途中でA0&テンションしてしまいました。

本日の核心終わり、汗ダラダラ~。
後からやってくるパーティもいないのでここで一服。
(以後も誰もやってこなくて本日は貸切でした。)


2ピッチ
きれいなクラックです(凹角)
吉岡さんはスルスルと登って行きました慣れてますね、カムのセットも確実です。
平石もさっきよりかはまともに登れました、グレード(5.7)とおり?


3ピッチ
3mくらいのハンドのクラックを登ってその先がスクイズチムニーとのことですが、見えなくなってしまったので吉岡さんがどうやって登っているか不明。

自分の番になりそのチムニーへ行ってみると
小柄な人なら反対側まで通り抜けれそうな感じ、
とりあえず身体を挟みこんでズリズリあがってみる
吉岡さんから右のスラブに乗り移るとのことなので
その通りにして身体を出してみる、あぁ楽になったといった感じでした。
う~ん、慣れないと上手くいきませんね。5.8とのこと。。

ここまでのピッチまでは1ピッチ20mで今回持っていったロープは60m。
登る距離よりもロープアップする距離の方が長く
吉岡さんは苦労?していました。
また、このロープ(マムートのスーパーセーフ)は
もともと硬いのが更に硬く?なった為かルベルソと相性が悪くて
セカンドビレイは大変だったようです。
岩稜帯に入ってから私もセカンドビレイしましたが
ルベルソキューブも同様でした。。

ここから先は岩稜なのでつるべに
偶数ピッチが平石、奇数ピッチは吉岡さん

4ピッチ
ほぼ縦走路、お好きなところをどうぞといった感じ。


5ピッチ
3mメートルのクラックを登った後はリッジ、ギャップのまたぎなど
変化があり楽しめる、ギャップをまたぐところが高度感があって緊張。

6ピッチ
岩稜、途中でリングボルトにハンマーがぶる下がっていた。
眺めが良くなって来たと思ったら日当たり良好で暑い、日陰は快適。


7ピッチ
写真で見たことのあるナイフリッジのピッチ。
チンネ左稜線を思い出す、高度感はあまり感じない。
お約束の写真をパチリ、実に気持ちのよいピッチです。

8ピッチ
岩稜、暑い。祠のあるハサミの広場へ到着。
目の前にハサミ岩。

9ピッチ
ハサミ岩をスラブを登って降りるだけ、
荷物を置いて空身で登る、このピッチは平石がリードしました。
NP練習で下部の2箇所をカムで支点を取ったりしながら登って終了点へ。
茅ヶ岳の眺めも良いし、甲府盆地方面も良く見える。
懸垂でハサミ広場に降りて、日陰でお昼ご飯。

帰り道、ハサミ岩から数分で小山ロック、
気味が悪いくらいだれーもいません。。

まだ時間があるので、三ツ星の「ハッピーバースデイ」11aを
トライしてみましたが正解のルートがわからず??。
隣の「バーボンを片手に」10bをヌンチャクの回収で
登り始めたらロープつけてなかったり、(危ない!、ボルダーじゃありません)
気軽に取り付いてたら出だしのハングの乗り越しで
いきなりテンションしてしまう体たらく。。
疲れているのかなぁと思いつつ、頑張って乗り越したあとは
登り易いんですが長~いぃ。
トップロープをかけて吉岡さんが登ったあと
先ほどの11aを探ってみました。
一応正解見つけて今回は終了。
やっぱり集中して気合いれないとダメですね、あぁまた宿題だぁ。
小山ロックからは10分くらいで駐車場。
左岩稜ですが下部3ピッチは「登るだけ」であれば
2、3ピッチ目はリードできると思いますが
1ピッチ目はクラックの練習しないとダメですね。
同時にのNPトレーニングを充分しないと
ということでクラックのリードはまだ先です。
そして上部の岩稜はとても快適で気持ちがよく、
今回は貸切だったのでとても静かでのんびりできました。
アプローチも近いし、またクラックの練習をして訪れてみたいです。
帰りの渋滞はものすごく合計35km以上ありました。
これさえなければ更に良いのですが。

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