2012年5月5日土曜日

2012/5月岳沢合宿

2012/5/4 
前日、沢渡の駐車場で仮眠して 岳沢小屋まで入山する。当初の計画では、西穂沢から西穂高岳に登る予定だったが、時々雨が降る生憎の天気だったので雪上訓練も止めて停滞に決まる。

12時前に天幕を設営して、やることもなく宴会が始まる。延々と夜まで飲み続け就寝。

2012/5/5
3時起床、5時出発の予定だったが、6時に出発。奥穂南陵パーティーも天気が良くないので、全員で奥明神沢から前穂高岳に行く。
前日の雨は、上部では雪になっていて先行した3人パーティーがラッセルをしている。途中からラッセルを後退して、奥明神沢のコルまで登る。ラッセルはこの年になってはきつい。すぐ息が上がってしまう。


奥明神沢のコルでアイゼンを着ける。コルからの稜線は、強い風が吹き冬山の様子になってきた。岩稜帯を登り、前穂高岳山頂に到着、相変わらず風が強く視界も効かず、 展望も望めない。






すぐに下山にかかる。下りは順調に岩稜帯を通過し、コル手前の岩峰を登るところから右手の雪面を偵察し、大丈夫そうなので下る。


アイゼンにつく雪が団子になり歩きにくいが、傾斜がないのでまっすぐに下降する。下りはじめは、雲がかかって下が見えないので新人にとっても、恐怖感はないと判断したが、かなりのプレッシャーがあったようだ。雪質は、昨日の雪が湿って下層の雪となじんでいるので雪崩の心配はないと判断した。200m位下ったところから下を見ると、傾斜が強くなり新人を下すには苦労するだろうと思い、左にトラバースをして奥明神沢に下りることにした。







奥明神沢に出るところでもたついたが、無事沢に降り立ち あとは、シリセードですっ飛ばす。

反省:自分勝手に行動してしまった。
もう少し新人の面倒を見ながら、指導をすべきだった。



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