2018年10月24日水曜日

奥利根横断 偵察2

2018/10/22
[タイム】十字峡6:20―7:12登山口ー9:33三角点ー12:26本谷山12:45-13:41引き返し点ー15:55本谷山

 8月に出来なかった本格的な偵察の為 本谷山を再び訪れた。今回は小穂口沢まで下降する予定で、沢登り用具と念のためロープも持って行くので、荷物は重たい。
 十字峡を出る時間は、前回より遅くなったが、荷物の割には頑張って同じくらいの時間で山頂まで到達した。夏と違って涼しい気候が幸いしたのだろう。黄葉はしていたが、何となくくすんで見えた。

 山頂から意を決して 下り始める。しばらくは踏み跡らしき跡がついていたが、すぐになくなり笹と小灌木の混じったヤブコギとなる。尾根を外れないように下降していくが、だんだん酷くなり、先を見ても同じような様子で見通しが立たない。下るにつれ藪も濃くなる。 何とか小穂口沢まで降りても、明日の登り返しにどの位時間がかかるか?見当もつかない。ホンチャンで下りっぱなしというなら我慢するが、今回は諦めることにした。
登り返しは、木を掴みながらから身体を上げる動作の繰り返しで、山頂まで辛かった。

 山頂まで戻っても適当な泊り場所は無いことが分かっていたので、山頂脇の笹原を踏み倒してタープを張り、その下にツエルトをブル下げる。ツエルトは2~3人用なので、足を延ばすと半分身体が出てしまう。疲れ切って食欲もない。それに水を1リッターしか持ってこなかったので、残りは300cc位しかない。バーボンを飲みながらビスケットをかじって水は明日の為に使わなかった。暗くなると風が強くなり一晩中タープがうるさかった。4時過ぎにツエルトにもぐりこんでから朝まで、14時間くらい我慢してウツラうつらしていた。始めは頻繁に目が覚めていたが、10時過ぎからは2時間おきくらいで寝られた。

2018/10/23
【タイム】本谷山7:05-9:57登山口10:40-11:50十字峡

 明るくなり始めてから外に出て、平が岳の後ろからの日の出を待つ。最後の水をジェットボイルで沸かしミルクココアにして飲む。食事は昼の分のピザパンで済ます。後はウィダーインゼリーが2個あるので水もいらない。
 稜線の風が強く寒かったが、下るだけなのでのんびり下った。登山口から5時間で登ったので2時間半で下れると思ったが、3時間でようやく登山口に戻った。

 小穂口沢まで降りたら釣りができるかと竿を持ってきたので、登山口脇に出会う内膳沢の橋の上から毛ばりを流してみる。何もいないかと思ったが、小さい魚が追いかけて来たので河原まで降りて竿を振り、釣果は、15cm1匹とバラし1匹。楽しませてくれた。
十字峡:三国川の渓谷

ブナの林

中の岳


越後沢源頭の紅葉

ビバーク場所から左に八海山、右に中の岳