2010年12月26日日曜日

神楽峰 山スキー 


                                                              平成22月12月26日  
                                                             
                                                              吉岡、牧野
                                                 
 2週間前に行った「かぐらみつまたスキー場」にまた行ってきました。
前日と前々日でまとまった雪が降ったので、神楽峰へのラッセルを期待しましたが、すでにトレースがあったので利用させてもらいました。トレースを外れると膝上まで潜る雪です。

日本海側は暴風雪の予報でしたが、湯沢は快晴で天気と雪に恵まれたスキー山行になりました。

出だしは、リフト券を買うのに並び、ロープウェイに乗るのに長蛇の列とうんざりしました。

途中省略して いよいよ滑降、稜線からの雪原は、傾斜がないので膝上の雪で直下降でもすぐ止まってしまいます。雪原のはずれから道を間違えて 中尾根側の樹林帯に突入、傾斜のある樹林帯を股までもぐる雪を掻き分け下り
第5ロマンスリフト(未稼働)の下に出る。この斜面は、傾斜もあり膝上のパウダーで最高でした。

和田小屋の前に戻ると、丁度スキー板の試乗会が開かれていたのでファットスキーを借りて試してみました。違和感なくすんなり滑る事が出来ました。

スキー場トップから左に神楽峰、右は中尾根

樹林帯の登り

稜線下の雪原

稜線から苗場山

2010年12月9日木曜日

上越かぐらスキー場 テレマーク練習


                                                             平成22月12月9日  
                                                             
                                                                  吉岡、牧野

 動画
上越 かぐらスキー場 初滑り

平日はスキー場も道路も空いていて最高!
おまけに フワフワの新雪にも恵まれて 今シーズン初滑りは
文句無しで満点でした。

牧野感想

ビデオ、後から撮ってたんですねー。欠点もよく映ってますね。
曲がるところとか目線とか…まずいですね。テレマークって言うか何て言うか。
時々これだと思う瞬間はあるんですけど…。
とにかく練習あるのみですね。

2010年12月5日日曜日

伊豆 湯河原幕岩 岩トレ


                                                              平成22月12月5日  
                                                             
                                                                  堀口、吉岡、平石(記)、目

前日冷えた空気の中で瑞牆ボルダーで楽しんできた
自分にとっては暖かすぎました。。暑かった。

5時半明大前出発で
順調すぎて6時半には小田原PAに
各自時間潰していたら堀口さんと合流、
一緒に幕岩まで、8時前には到着しました。

まずは支点の補強ということで
オリンパスの丘へ、落ち葉が踏み跡を覆い滑って歩きにくい、
カサンドラ(5.9)をリードして穴あけのお手伝い、
ちょっと下部にある支点にも1つ追加。
岩質が柔らかいので笑ってしまった。

カサンドラの右にあるクラックを使ったりしながら
皆でアップ、目さんはカサンドラをRP。

パンドラ(5.9)は吉岡さんリードで平石TR
メデューサ(5.8+)は堀口さんリードで目さんTR

でお客を連れたガイドさんが来たので場所を譲る。

落ち葉を掃きながら少し下ってサンバリーへ
金曜日の雨の為か、水がしたたり落ちる。
1分くらい上の岩は乾いていて快適そう。
ただし傾斜は強いのです。

堀口さんは花と月(5.9+)をリード、
目さんも同じくリードで取り付いた。。



動画

平石はマスターOS狙いで
マザースカイ(11b)に取り付くが2ピンと3ピンのところで
バランスが悪くてテンション。
でもカバを見つけてとりあえず終了点まで。
皆さんがTRで登っている間に回復して
2便でRPしてきました。あぁもったいない。

桃源郷の方へ戻ってみるけどすごい人出です。
目さんの5.9OS狙いで濡れ濡れの大滝フェイスへ。
でも登るルートは乾いていたのでラッキー。
そして目さんはOSしたのでした、限定無しだからOKでしょ。
その後、横にあるヒヒ岩へ移動。
ここから今日、一番の熱い時間帯が始まったのです。
堀口さんがナントヒヒ(10a)というルートに取り付く。
見た感じレイバックで登るのだと容易に想像ついた。
2ピン目の支点はカラビナがやっと通るお手製のハンガー?ぽくて
しかも錆びている。

決死のレイバックの体勢でリップを取りに行くけど
外傾しているので体勢を建てなおさないと厳しいとのこと
ってやっているうちにフォール。結構グランドすれすれ。

ちょっと左のホールド取ってとやっていたら足が滑って
フォール、次の瞬間2ピン目に掛かっていた
ヌンチャクが「パキーン」と快音がしたと思ったら
堀口さんがグランドフォールしていた。。
とりあえず怪我はなかったので良かった。。

新品のカラビナが真っ二つに折れていた。
支点側のカラビナが小さい穴に引っかかって
横向きになったところでフォールしたのでテコの原理?で
異常な荷重がかかって折れてしまったのでした。
墜落距離は50cmもなかったかな。


さて2番手平石はレイバックの体勢で
右手の親指の付け根がビリビリしびれて
リップまで届きもしないで敗退。
吉岡さんにバトンタッチ、
リップ付近のクラックでジャミングして
リップを取っていたけど、惜しくも解析できず。


またまた平石にお役が回ってきて
とりあえずジャミングをマネしてみたら
バチ効きじゃないですか、
念のためナッツをセットしてから
リップ取って右のフェースにあるフットホールドを拾って
乗り込んでみたらできたのでした。
まぁとなりのルートの終了点まででしたけど。。
各人TRで再確認して終了。

平石は右となりにあるアシタ(12c、ほぼボルダー)を
TRで触ってみたけど離陸できず。。

時間も時間なので終了しました。

目さんはスラブ系の乗り込み課題や
薄かぶりの課題も大分上達しましたね、安定していました。
次回はもう一つ上のグレードを触ってみてください。

平石は「伊豆の踊子」を触れなかったので
次回はカチを強化してOSに挑みたい。

しかし、すごい人手だったなぁ。
湯河原幕岩に行ってきました。メジャーなゲレンデはどこも混み混みだったので、誰もいないところを探し求め、練習しました。おもしろそうなゲレンデがたくさんあったので、また行きたいですね。
〇オリンパスの丘
:カサンドラ(5.9)、カサンドラの右にあるクラック、パンドラ(5.9)、メデューサ(5.8+)
〇サンバリー
:花と月(5.9+)、マザースカイ(11b)
〇大滝フェイス
〇ヒヒ岩
:ナントヒヒ(10a)、アシタ(12c)

オリンパスの丘へのアプローチは、あまりよろしくない道を進む感じで厳しく、ゲレンデにつくと大汗をかいていた。しかしゲレンデからは、遠くに海が見え、眺望は素晴らしかった。「カサンドラ」は、垂壁で難しそうに見えたが、意外と足場、ホールドがあった。
サンバリーの「花と月」は、下からみると階段状に見えたので、余裕!と思いトライしたが、その階段部分に手間取ってなかなか進めず。時間をかけて何とか登った。下からもう一度ルートを目でおってみたが、なぜあそこで手間取ったのか不可解であった。見た目でルートを想定するのは難しいと感じだ。
大滝フェイスでは、一番右のルートのオンサイトを狙う。平石さんにアドバイスをいただきながら、だいぶ右よりにルートをはずし、最後は膝を使って這い上がり、終了点へ。ボルトがないので、立木にロープをまき、ロアダウン。次回来たら、正式なルートで登りたい。
ヒヒ岩の「ナントヒヒ」では、皆さんとりつかれたように岩に食いついていた。岩は、これぐらいの気持ちでやらないとダメなんだなと感心しながら見ていた。最後に私も少しだけ触ってみたが、一歩も立ち上がれずに終わった。
記 目

2010年11月28日日曜日

伊豆 大仁 城山 岩トレ


                                                              平成22月11月27-28日  
                                                             
                                                             吉岡、柳澤(高)、柳澤(悦)、高橋、目


平成22年11月27-28日
伊豆大仁 城山 岩トレ

1泊2日で行ってきました。2日間とも南壁下部のショートルートで練習。
合間に、西南カンテでマルチピッチ(5ピッチ)の練習をしました。

1日目 
 早朝、八幡山に集合し柳澤車で城山へ。9:30頃南壁到着。既に数パーティが取り付いていた。
 南壁下部をトップロープで2本練習した後、吉岡、柳澤高、柳澤悦パーティは、西南カンテへ。
 高橋、目組は、トップロープでひたすら練習。目標「1人10本!」と定め、頑張ったが8本のぼってギブアップ。
 カンテから戻った柳澤ペアがトップロープで練習を始めたが、間もなく時間切れ。目の帰りの電車時間の心配があったため、明るいうちに岩場を後にした。大仁駅まで送っていただき、目は帰路についた。
 2日間コース組は、このあと、一二三温泉→大宴会。翌日は暴風、頭痛の中、再び城山へ向かったそうな。
記 目


西南カンテ最終ピッチの取付きから ワイルドボアゴージ越しに見る狩野川

Google photos

2010年11月21日日曜日

雪標祭 御嶽ボルダ―


                                                             平成22月11月20-21日  
                                                             
                                                      堀口、大木場、吉岡、恩田、平石、目、
                                                      高橋、柳澤(高)、柳澤(悦)、小林(OB)、原(元会員の奥様)
                                                                               

雪標祭で大事件発生!何かな????  んん~詳しくは説明できません。まあ そのうち皆さん知る事になるでしょう。そしてこの先5~6年 何かといえば話題として取り上げられる事、間違いないでしょう。
雪標祭の前に 御岳ボルダーを偵察に行ってきました。

渓流では カヌーの練習、岸辺ではボルダリング、遊歩道では紅葉にカメラを向けてシャッターを切る人 それぞれ秋の晴れ間を満喫しているようです。

始めに易しそうな発電所エリアに行き、身体を温め、渓流の遊歩道を歩いて「忍者返しの岩」へ。やはり大勢のボルダーが集まっていました。暫く見学してから、声を掛けて忍者返し1級にトライさせてもらいました。

何回かトライして2手目の右手でスローパーをとるとこまではいったのですが、その後さらに右手を飛ばしてとるホールドには届かず、敗退しました。
吉岡

御岳渓谷

有名な御岳の「忍者返しの岩」

御岳 発電所エリアのボルダー

対岸から見た「忍者返しの岩
お祭りの翌日は、二日酔いの頭を抱えて、氷川屏風岩でロープワークの講習をしました。
半マスト結び、2/1,3/1引き上げシステム、懸垂途中での固定方法を体験しました。

2010年11月7日日曜日

西伊豆 城山&海金剛 岩トレ


                                                              平成22月11月6-7日  
                                                             
                                                      吉岡、柳澤(高)、柳澤(悦)
                                                                               (記)



西伊豆へ海金剛の偵察とその途中城山へ行ってきました。

1日目、城山は南壁下部で練習した後、西南カンテに向かいましたが、取り付き時間が遅かったため時間切れで 1ピッチ登ったところで敗退しました。
その夜は、雲見オートキャンプ場でテントを張って宴会、おいしいお刺身を肴に日本酒を楽しみました。

城山南壁下部

南壁から見下ろす大仁の町と狩野川
2日目 ゆっくり7時に起きてから海金剛の偵察のあと、黒潮ロックでクラッククライミングの練習をして来ました。
リードしたのは、2本、隣のもっと大きな極楽ロックのグレードから推定するグレードは、5.6-7というところです。

雲見オートキャンプ場

海金剛アプローチ最後の懸垂

スーパーレインのある壁

スーパーレイン 取付

黒潮ロック全景、裏側が極楽ロック

トップロープで練習

2010年11月3日水曜日

奥多摩 つづら岩

 
                                                              平成22月11月3日 
                                                             
                                                                   堀口、吉岡、柳澤(高)、柳澤(悦)
                                                                               吉岡(記)

 
 初めてつづら岩を登ってきました。面白いです。ゲレンデですがアルパインそのものという感じです。今まで通ってきたボルト主体のゲレンデにはない面白さを強く感じました。

 傾斜のある凹角から岩の狭いトンネルを抜けるルート(グレードはⅢ級)、さまざまなクラックを使ったルートがあります。古い残置ハーケンが多くありますが、ナチュプロの練習にも良いと感じました。今日は3本しか登りませんでしたが、他のルートも是非登ってみたいと思っています。


2010年10月23日土曜日

上州 有笠山 岩トレ


                                                              平成22月10月23日  
                                                             
                                                                   堀口、吉岡、平石(記)


 
有笠はほぼ2年ぶりです
吉岡さん、堀口さんと行ってきました。

偏屈岩しか行ったことがなかったので
今回は別エリアを希望。

フェアリーロックをチラ見して
東の石門、南国エリアの右脇のアブミとフィックスを
通過してアドベンチャーランド、そして更に右のいっぷくエリアへ。

動画
しぶちゃ 11a
すぐ学生さんの団体が来てリーダーらしき人が
このエリアのルートにヌンチャクを掛けていった。
それらを借りて、「しお豆」10aでアップして
堀口さんいわく疑惑の11a?「ぼたもち」を皆でFL

これは10c or 10bかも~。
出だしがちょい被りですがホールドはジムっぽくって持ちやすい。

平石は「しぶちゃ」11aもFLしておきました。
上部ちょっと細かい。

吉岡さんはテンション入るがトップアウト。

いっぷくしてから別エリアに移動開始
アドベンチャーランドは今回は見るだけにして
南国エリアに行ってみた。
「白と黒」11bをマスターOS狙いで行ってみるも
2ピンと3ピンの間で躊躇していてテンション。
ムーブは解決したのでトップアウトしないで一旦降りロープを抜く。
上部はなんとかなると思って、休憩後再びトライしてRP(半分マスターRP)。
3箇所よいレストポイント有りました。




堀口さんが「とうりゃんせ」10cトライ。
マスターの場合2ピンのヌンチャク掛けが核心?。
バトンタッチした吉岡さんがトップアウト。
平石はせっかくなのでTRで登ってみる、
2ピンと3ピンの間が意外といやらしい、勢いだけじゃダメかな。
その後、「足を開いていけ」10dを行きつ戻りつ長いレスト入れながらも、
いちおうマスターOS、まさに足を開いて進んでいく、ステミングですね。
下部は数手ハンドジャムが使えた、中間で座ってレストできる。

終了点が同じである「肩もみましょうか」11cをTRでやってみる。
いきなり被った体勢から右手デッドを出して堪える。
そして左手出す!、はがされた~。
プリクリはうなずける、TRよりリードの方が安全?。
次回やるかは未定、多分やらないと思います。。

各エリアとも雰囲気が良く、
南向きなので終日暖かかった。
グレードも形状も色々あるので面白いエリアでした
また行きましょう。












2010年10月11日月曜日

奥秩父 瑞牆山 錦秋カナトコルート


                                                              平成22月10月11日  
                                                             
                                                                             吉岡、平石(記)


3連休は土日の天気が雨模様。
谷川の予定を回復の早い瑞牆山に変更して、吉岡さんと日曜夜22時に出発。 装備も人工仕様からフリーNP仕様に変更。

おっと、この3連休の参加人員の推移。8人→5人→4人→2人 とみるみるうちに減ってしまいました。
計画変更あらためて申し訳ありません。

みずがきの森の駐車場下のキャンプ場に、テントを張って宴会、二人で日本酒4合瓶をあけてしまった。
「明日何時起きます?」と質問すると「7時ころで」とのこと
たっぷり寝れる~、っていま3時。

外は満天の星空、ん十万円する天体望遠鏡を空に向けている人が、数人いた。

朝は予定通りゆっくり起床、朝食。
テントを畳み、駐車場に行くと、山野井妙子さんを見ました。
山野井さんはどこかムズイとこ登るんでしょうね。

今日行くのは十一面左岩壁の錦秋カナトコルート
まずアプローチ、100岩場の本を片手に
駐車場の上のトイレからテクテク遊歩道を
歩いて行くと、おじさんが声を掛けてくれました。
十一面に行くことを告げると、これから行くから
ついて来てとのこと。
ということで、あっさりアプローチは解決してしまいました。
概ね100岩場のアプローチ図とあっていましたが
キオスクは売店ではなく超小さい東屋。
そこから100mくらい行くと左に小さい岩があり
そこで45度右折して疎林に入る。
三角のボルダーは三角じゃないですが
かなりデカイ、スラブのボルダーでした。
小さい沢を渡ってからか細い踏み跡が続き、
そして急な道を登り小尾根を周り込むと左上に低い岩小屋、
岩小屋を過ぎしばらくすると十一面末端。

十一面末端でスンゴイところを登っている二人組。
近くに美味しい水が出ていた。

少し右にトラバースするとガラ沢。
見上げると小ヤスリ岩が見える。
このガラ沢を詰めて大きい岩を右から回り込み
樹林帯に続く踏み跡を進むと正面壁と左岩壁。
正面壁では春一番のトップが人工登攀中。
さっきのおじさんも見物中。

燕返しのハングはすごい!A3。

で左に進むトラバースの踏み跡をおじさんと一緒に行き左岩壁へ。
どれを登るのか聞かれたのでルート名を教えてあげた。
見えてるところのフレークを登るといったら
快適そうだねぇと、もしかしたらスゴイ人なのかも。

さて後続Pもいないので、のんびり準備していると
春一番のトップが
「これがごーてんはちぃ~。。瑞牆の○×△#$%」
えぇぇぇぇ。グレード辛いっすか。


11時登攀開始。

1ピッチ

吉岡さんトップ
取付きはリングボルトが二つ落ちているところ。
フレーク~フェイス、でスラブ。
陽あたり良好、カムも快適に決めている。
見ていても楽しそう。

フォローするとフレーク、フェイスは楽しいけど
ちょこっとあるスラブはおっとぉ。って感じでした。

ここの花崗岩は粒が取れちゃう。
結晶がちょっと大きめ?
ザラザラっていうよりかはザラツルポロって感じかな。



2ピッチ
ビレイ点から振り返ると南アがよく見える。
さて核心ピッチは平石です。
まず浅いクラックにカムをセット
これがちょっと微妙なセットだったのです。
まぁ大丈夫だろうと。。

ビレイ点から1.5メートルくらい上にある
横ホールド(カチ持ち)でちょっと身体をあげて
左足はフットホールドに乗り、
左手はアンダー気味のガストンで右足スメア
右手を左手の上に添えて身体を張ってあがろうとしたとき
ちょっと右手が滑った、右足も滑った気がした
やり直しだなぁと思ったらズルッと。
でセットしたカムにテンション掛けたら
バツんと外れました~、花崗岩の結晶も飛んだ。

気がついたら左下にいたビレイヤーの吉岡さんが左上にいましたぁ。

左臀部をしこたま打ちつけて痛いのなんの。。
お尻でグランドフォール?。
(家に帰ったら右足の踵もちょっと痛)

さっさと上がってお尻の痛みをやり過ごしてからやり直し
今度はもう一つカムをセット。
でも、イマイチ踏ん切りがつかない
吉岡さんから敗退してもいいとのことでしたが
「YES」とは言えないんですけど、、と思っていたら。
吉岡さんがトライ宣言、であっさりトップを譲る、情けない。

ほぼ同じムーブで身体をあげて
すぐキャメ黄色セット、ちょっと片効き?
でもテンション掛けたらバッチリでしたね、流石です。
その上にハンガーが2個ありますが
それがあるってことは悪いってことなのでした。
スラビーだし、色々あって、2ピッチ終了。
フォローに成り下がった平石は、リベンジを誓いつつA0。。


2pが終わってテラスで座って休憩。
今日は暑くて水が旨い、眺めも良好。

この先は2ピッチほど木登り&歩きです。
ちょっと道迷いがあったけど
無事上部の壁に到着。
5ピッチ

平石、汚名挽回?
もう滑って痛い思いをするのは嫌なので
カムやナッツを等間隔にセット、バッチリ。
箱庭みたいなところを通り、
最後のスクイーズチムニーに入り込む。
私、デカイので出口のガバに手がとどくんですが
狭い方に入り込むのでそれ以上身体が上がらないというか
身動き不可能。



広い方に出ると気分が良くないのですが
ヒール&二ーとアンダープッシングという教科書通りの
登り方で抜ける、プロテクションは取れません。
まぁ距離は短いのでランナウトってほどの大げさな感じじゃないです。
吉岡さんはあっさりするっと抜けてきました。

実はトポを途中で落としちゃったので
カナトコ岩のてっぺんまでいかないで下降しました。
まぁ時間も時間だったので。14時半

懸垂の途中でロープがこんがらがって大分時間をロス。
ということで下降もまあまぁ時間がかかりましたが無事取付きまで。
最後の懸垂ピッチはロープが引っかからないかヒヤヒヤだったのです。


さてもう夕日が南アに沈んでいく綺麗な時間なのですが
一服して往路を戻りまくります
樹林帯はもう暗く、途中でロストしそうになったけどヘッデン出さずに駐車場着。
帰りの渋滞は30kmでした。

瑞牆山の紅葉はまだちょっと先でした。

[ 感想 ]
カムのセットで痛い思いをしたけど
自分でセットしたものだから文句言えません。
あらためてNPの面白さと怖さを学ぶことが出来て充実した1日でした。

5.10以上のフリーのマルチをまともに登るには
各ジャンル(フェイス、スラブ、クラック)の
ショートルートの登り込み、それとナチュプロの使い込みですね。
また行きましょう。




















2010年9月27日月曜日

北ア  黒部川支流 赤木沢


                                                              平成22年9月25-27日 
                                                           
                                                              吉岡(記)

9/24 自宅 0:30⇒
9/25 飛越トンネル7:30→寺地山10:23→11:00北ノ俣避難小屋
9/26 北ノ俣避難小屋6:00→北ノ俣岳11:25→黒部五郎岳10:40→五郎沢二俣13:10→黒部川本流14:15→15:50テン場
9/27 テン場5:50→6:33赤木沢出合6:40→大滝8:30→沢を離れる9:10→稜線10:30→北ノ俣岳11:25→避難小屋12:20
    →寺地山13:20→15:30飛越トンネル
9/25 飛越トンネル7:30→寺地山10:23→11:00北ノ俣避難小屋


 飛越トンネルの駐車場から飛越新道を北ノ俣避難小屋まで、ぬかるんだ登りが続く。輪切りにした木道は罠を仕掛けたと思われるほど よく滑る。途中ところどころに湿原があり救われる。
 お昼前に小屋に到着。霧が出て風もあるので小屋泊まりにして正解だった。

 何もすることが無いので小屋の前で焚き火に取り組んだが、全く火がつかない。持ってきたガムテープが、残り少なくなり、明日の為に諦める。バーボンも心もとなくなり、小屋の中にフライを張って 19時ころ就寝。








9/26
天気が心配だったが、夜には月が出て星も見えていた。
昨晩は早く寝たのに、朝起きたら5時過ぎだったので、慌てて支度をして出発する。
 小屋から分岐までの木道が凍っていて、傾いた所は滑って危ないので慎重に上がる。草原にある池糖には薄い氷が張っていた。道は草原をずうっと登っているので、遮るものがなく、隣には今年7月に登った太郎平に登る尾根の草原が見え、後ろは有峰湖の奥に富山湾まで見渡せる。
 北の俣岳頂上に着くと、明日登る赤木沢源頭の草原が草もみじとなって気持が良い。草原の端に、これから向かう黒部五郎岳が遥か遠くに見える。




やっと黒部五郎の肩に到着、せっかく来たので頂上まで20分頑張る。頂上から黒部五郎小屋を見ると遠く感じる。小屋まで行って五郎沢左俣を下りるなら、カールの底から右俣を下りた方がショートカットになるのに気付く。左俣は、小屋の下水が流れていて くさいとの記録もあったので、右俣を下りる事に決める。
 五郎沢右俣は特に難しいところはないが、単純で長く感じた。左俣と合流した下流から、いよいよ竿を出す。最初のポイントで 23cmの岩魚を釣り上げる。これはこの後も期待できる、とリリースした。その直後五郎沢を登ってくる単独の釣り師とすれ違う。黒部本流まで竿を振りながら下りるも、釣果なし。リリースした魚が惜しくなってくる。

本流に出てからボツボツ当たりだすが、ちび岩魚しか上がってこない。黒部本流を下り始めてからしばらくして、本流が枝分かれした小さな流れの瀞場で、上流に向かってえさを待っている岩魚を発見、背後に回って上流に毛ばりを落とし、魚のいるところまで流すと、興味を示しさっと食らいついた。これは・・と合わせるが後一歩のところで吐き出してしまった。
魚からはすぐ後ろにいて竿が見えているのではと思う距離に立っているが、相変わらず上流に向かってえさを待っている。そこで今度こそはと毛ばりを流すが、脇を通っても眼はつけるがプイっと無視されてしまう。おもしろかったので何度か試したが、それ以降全く振り向いてくれないので諦める。



今日は、釣りに焚き火と遊びすぎて、夕飯を食べる頃には疲れてしまい
ほとんど食事が咽を通らなかった。

一眠りして目が覚めるとパラパラと雨が降っている。お尻が冷たいな・・と気がつくと フライのベンチレータが内側に垂れていて雨が降り込んでいた。
その時から、このまま雨が降り続いたら明日の赤木沢はどうしよう と不安になり、なかなか寝つけなかった。
9/27 
 テン場5:50→6:33赤木沢出合6:40→大滝8:30→沢を離れる9:10
 →稜線10:30→北ノ俣岳11:25→避難小屋12:20→寺地山13:20
 →15:30飛越トンネル

テン場から河原を下っていくと、ナイアガラ状の滝が現れる。赤木沢の出合にあるものと思っていたが、本流にかかっていた。本流を滝之上を通り左岸に渡り様子を見るが、濡れずには通過できそうも無い。大岩の裏から赤木沢の右岸沿いに泳いで、左岸に渡れば通過できそうだ。覚悟を決めてデジカメをザックにつめている時、ふと見上げると上部にトンネルがあるのに気がつく。

やった!濡れずに済むとトンネルを抜け、反対側に出て先を見るとガッカリ
やはり 下の写真の左から対岸に渡るしか方法は無かった。中間までは、流れの下の岩を使って進み、ワンポイト対岸の岩に向かつて泳ぐ。

赤木沢出合を 本流のナイアガラ状の滝の上から見る





赤木沢の出合を過ぎると、高さはあるが幅広の見映えがする滝が連続する。滝自体は階段状のもので易しい。

 大滝は、迫力がある。右側が登れそうだったが、1人なので安全にと左側のルンゼを捲くことにする。中間まで登ってみたが、大勢の登山者が入っているのに登った形跡が無いし、その上が悪そうなので下降して水流の右側に取り付く。傾斜はあるが易しいのぼりだった。

 最後、源頭の草原には、右から入る2本目の沢を登ろうと目を付けていたが、出合の滝が悪そうだったので、中俣乗越へ向かってしばらく登り適当なところから右側の草原に上がる。

運動靴に履き替え、草原を独り占めにしてのんびり歩く。(沢を離れる前に「チェン」を飲んだけどね)

北ノ俣岳からの下りは 長かった。下りのほうが荷物が重かったのでは、と思って帰ってから計ってみましたが、12kgでした。