2009年5月23日土曜日

奥多摩  日原川 小雲取谷 沢登り

                      5月23日(土)曇                                                         吉岡、隅田、平石(記) 

今シーズン初の沢登り&釣り、3人で小雲取谷を遡行し雲取山へ行ってきました。
平石は張り替えたフェルトの慣らしも兼ねてます。

いつも日原に来ると山深さを感じてしまいます。
日原林道の終点に駐車、大ダワ林道(といっても登山道)に入り 一旦下りきって尾根を登り返す、なんだかもう暑い。
隅田さんシャツを脱ぐ(このあとずっとTシャツ1枚)
尾根を越えて少し下り谷の傾斜が緩くなってくるところで適当に大雲取谷へ降りる。

吉岡さん早速釣り竿を出していますので先行してもらい,隅田さんと私はちょっと距離をおいて遡行します。

午前中は陽が差し込みナメや小滝を越え新緑を楽しみながらののんびり遡行で、倒木のかかった小雲取谷の出合いに到着。
平石も大雲取谷方面へ釣りに出かけましたが釣果なし。

ということでここから小雲取谷の始まりです。
といっても渓相はそんなに変化なく小滝やナメの続く穏やかな沢です。
8m2段の滝は水流右を軽く巻くか、シャワークライム。
平石はシャワークライムを選択、やっぱり冷たい。手が冷たすぎて一気に登りきったけど結構濡れて寒かった。

この先から吉岡さん再び釣り。
しばらく離れていたらビニール袋を上げてなにやらアピール、近づいてみると岩魚くんが入っているではないですか
20cm以上はありましたね~。さすがです。(リリースしましたよ)

で、ちょっとやる気の出た平石も再び竿を出しますがやっぱりダメ、しばらくしたら源頭近くなり釣りはお仕舞い。
最後ちょっと急なガレを登って左の尾根に進み笹原を経て富田新道(野陣尾根)へ抜けて終了、この頃より全面ガスってきました。
沢道具を仕舞い着替えて雲取山へのんびりハイキング。
石尾根に出るとさすが百名山、人が多い。小1時間で雲取山、山頂から雲取山荘を横切り大ダワを経て2時間で車まで戻ることができました。

ゴートフェルトの具合は良かったかなぁと、滑る感じはほぼなかったので、でもやっぱり減りは早いんでしょうね。

GPS(M-241)のログも快調に取れていて、きれいに周回コースの軌跡ができあがりました。

2009年5月5日火曜日

北ア 岳沢合宿

                                 21年5月3-5日 
                                           大木場、吉岡、堀口、隅田、平石(記)、仲田 

5/3(日)
5/2深夜、どこまで行っても1000円の中央高速で八王子⇒松本→沢渡。
第二駐車場はほとんど埋まっている。
2時間仮眠後、4000円定額タクシーで上高地バスターミナル(6:20)。
ここで、別働の仲田さんと合流。
ビールを買い込んで岳沢へ、天気は晴れていて気温もそこそこ高い。

春の日差しを浴びながら、のんびり2時間半ちょいで岳沢到着。
初日の行動が午前中で終了してしまうのももったいないので(天気も良いし)
計画(平石の希望)とおり堀口さんと西穂沢を詰めて西穂へ向かいます。(10:10)
後から隅田さんが追いかけてきました。仲田さんは奥明神沢へ。
他の皆さんはテントの設営等等、ありがとうございました

岳沢から少し下り気味にトラバースして西穂沢出合
ここから稜線までひたすら登る。
登っても登っても稜線が近くならない、
途中で奥明神沢へ出かけた仲田さんから3分の2くらい登っているよと無線連絡
稜線の雪庇が遠いのか近いのか、目の錯覚?
なんだか頭が痛くなってきた(寝不足が原因)
あんまり上を見ないようにしていたら稜線に到着、西穂山荘からのトレースと合流。
コルから右折、稜線上はミックスで夏道も半分以上出ていた。
15分で西穂高岳山頂到着(14:45)。
西穂山荘から来た単独のお兄さんとしばらく会話。
2年前の正月に行った明神・前穂の稜線を眺めたりして皆さんを待つ、
寒いと思いきや、風がほとんどないのでのんびり休憩できた。
堀口さんは足がつっぱっているので稜線まで(寝不足?)、
隅田さんは稜線出たら降りると宣言していたけど、なんだかんだで山頂到着(15:30)。
写真を撮ってすぐコルに戻る、堀口さん既にシリセード装備。
西穂沢の下降はシリセード大会となったのでした、約20分くらいで出合い到着。
途中の水場で仲田さんが待っていてくれました
帰幕するとくつろぎ中の吉岡さん&大木場さん、
そして冷えたビールが待っていた、汗かいて喉が渇いていたので美味い!
夜は明日があるので軽く宴会、そういえば足が攣る人が数名いましたね。。
大木場さんのいつものカルビ焼肉キャベツ定食x2回戦をとり21時に寝る。

5/4(月)
天気はいい意味で期待を裏切ってくれて高曇り(薄日も差した)
3時起床5:10発コブ尾根へ(ホントは4時発予定)、
雪面は硬くトレースもあり登りやすい。
昨日の疲れが多少あるけれど快調に高度を稼ぐ、
先行しているのは「どんぐり山の会」の3人パーティー。
コブ尾根末端(6:00)からは右側を登っていく、徐々に急になりマイナーピーク到
着(7:20)。皆が揃ってから懸垂下降点まで進む。
短いロープ(35m)を出して懸垂10m。クライムダウンも可能?(8:10)
目前に第一岩峰が見える、しばらく雪稜を登り第一岩峰取付きに到着。(8:45)

平石久しぶりのアルパイントップです。。ちょっぴり緊張、でも易しそう。
1ピッチ目は15mほど上の支点までとりあえずロープを出す。
2ピッチ目、岩の間を右側から乗り越し、
その後ちょっと登ると岩角にスリングがいくつか垂れ下がっているので
違うかなと思ったけれどピッチを切る。
(やはり、もう少し上にちゃんとした支点あり)
3ピッチ目は岩の間を縫うように、左に回り込む手前で切り岩角で支点をとる。
(10:10)
4ピッチ目は懸垂点まで水平移動の雪稜、途中スノーバーを打ち込む。
下降点から15mちょい懸垂(11:10)、とりあえず皆さん揃うまでしばし休憩。
ロープを仕舞い再び急な雪稜をひたすら登る。
コブの頭にひょこっと出て終了、目の前にジャンダルムがお出迎え、完登の握手。
(12:30)このシーンは大木場さんがビデオを撮ったのでYoutubeに載るはず?

戻りは天狗のコルまで稜線を歩き、天狗沢をシリセードで一気に降りる。
昨日より良く滑る!早い!。シリセード満喫しました。

仲田さんは西穂沢から西穂へ向かいましたが、途中で引き返した旨の無線連絡有
り。
下山して天狗沢の出合い近くまでビールを持って迎えに来てくれました。

夕方、「どんぐり」の皆さんと親睦会、5/5は奥穂高南稜とのこと。
Yさんから「正月も岳沢(三峰川)ですよね」と「岳沢シリーズ?」のご指摘。
ぜんぜん意識してませんでしたね、言われてみればそのとおりです。(夏はどー
しますか?)。等等いろいろな話で盛り上がりなんだかんだで結構飲みました。
その後夕食をたっぷり食べ、飲み食いの充実した山行でもありました。
ペットボトルの蓋はちゃんと閉めて寝ましょうね、朝起きたら水浸し。。

マイナーピーク懸垂地点

コブ尾根第一岩峰2P目取り付き点

第一岩峰から稜線への登り

コブの頭からジャンダルム
5/5(火)
最終日は明るくなって仲田さんのラジオで起床。
のんびり準備して上高地へ下る。
沢渡の駐車場の足湯に入ったり、近くの温泉につかったりしお昼を食べて
渋滞覚悟の中央高速へ、でも思ったより酷くなく18時には八王子に到着。