2013年11月11日月曜日

入院

11月5日火曜日
 ジョギングをしている時に胸苦しさを覚え、いやな感じがしてくる。以前に経験した「気胸」の症状かな? まだ走る区間が残っていたが、大事をとってウォーキングで家に帰ることにする。

 家に着いてベッドで横になったが、気になったので ”そういえば直宮さんの所にはレントゲンがあったよな” と思いだす。時間もまだ16時頃なので、とりあえずレントゲンを撮ってもらおうと起きだして出かける。 予約診察の時間だったので、ちょっと以前なった気胸の再発だと思うのでレントゲンだけ撮って下さいとお願いする。

 予想としては、前回と同じくらいの範囲がつぶれているのだろうと思っていたが、結果は、肺が4割くらいにつぶれてしまっていた。直宮先生が、危険な状態で手術がすぐ必要な状態と言い、前回診てもらった慶応大学病院に連絡して、受け入れの依頼をしてくれた。

 しばらくして、慶応病院から受け入れ’OK’の連絡をもらい、直宮さんに呼んでもらったタクシーで病院に向かう。病院では型通りの緊急受付手続きをして簡易ベッドに寝かされる。再度レントゲンを撮って確認すると肺は30%位までつぶれていた。

 担当してくれた呼吸器内科の女医さんが言うには、手術するか、否かの判断をする限界線の状態だ。呼吸器外科の先生と電話連絡を取り相談した結果、手術の判断がされた。
 次に来たのが、ドレイン処置、肺をつぶしている空気を出すために チューブをその空間に差し込む。痛そう~。外科の先生も来てくれたが、ドレイン処置をするのは、内科の女医さんと決まった。
 

 場所は、はじめに寝かされた緊急外来の簡易ベッドの上で行われた。局部麻酔を打ち、少し待って始まる。何をしているのか見えなかったので私の想像だが、腋の下をメスで切ってチューブを押し込む作業をしているようだった。麻酔は局部麻酔で、肉の部分を通すときは痛みを感じなかったが、肺の空気がたまった所に届くまでに、2回強烈な痛みがきた。力の限りチューブを押し込んでいるように感じた。あまり私が痛がるので追加で麻酔を打ちましょうか・・・と言っている時に無事貫通した。

この痛みは、本手術が終わるまで私を悩ませた。

続く

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