2012年8月30日木曜日

2012/8/30ジム

  今日暑い中冷房の効いていない「セル」(失礼!)に行って 今まで何度トライしても登れなかった緑11番を落とす事が出来た。足の振りでカウンターバランスを取るやり方をマスターしていなかった。それにしても汗だくで登るのも気持ちが良い。
「岳」17巻を最後に見て帰ってきた。

 それと今日気がついたけど、毎日アルバイトに自転車で通っている成果が出てきたかな?と感じた。 自転車をこいでいるときの疲れがなくなってきた。スイミングもそうだけど毎日続けていると疲労感が薄れてくる。この成果が山に行ったときにどれ位出るか だと思う。

2012年8月28日火曜日

奥秩父 釜の沢東俣

8月25日(土) 晴れ
 大学時代の友人と42年振りに再び釜の沢東俣に行って来ました。
 鶏冠谷の出合では、飛び石伝いに東沢を渡れるほど水量は少ない状態でした。ホラの貝のゴルジュも水量がなく多分楽しく登れるのではないでしょうか。翌日広河原の上で、お母さんと息子のパーティーが、ホラの貝を登って追いついてきました。因みにお母さんは沢登2年目、息子は2回目ということでした。

 山ノ神で沢靴に履き替えバシャバシャと行きますが、渡渉もすねまでで楽ちんです。東のナメで写真を撮ったり、西のナメで滑り台をして遊ぶ女性を眺めたりとのんびり進みます。
 釜の沢出合のすぐ上にある魚止滝は、出だしのスラブがつるつるなので、ザイルを出してゴボウで登ってもらいます。これを越すと、千畳のナメが続きます。相変わらず素晴らしいスケールと景色を堪能します。
 


東のナメ

魚止めの滝


千畳のナメ
 

 両門の滝は、西俣と東俣が大きな滝を落とす珍しい?くなくとも、そのスケールはまた千畳のナメと違った素晴らしさを持っている。左岸を捲いて行くが落ち口よりさらに高いところまで登ってから水流に戻る。続いてヤゲンの滝、支流との間にあるリッジを登り捲く。

両門の滝


 ここを越すと広河原に出ます。広河原に入ってすぐ大勢の人がキャンプをしているので、しばらくテン場を探しながら登り、丁度良い広さと水に恵まれたスペースを発見。焚き火用の木も豊富にあります。 今回は沢なので、2~3人用テントのフライシートとポールで設営。テントと同じように空間が保てるのでタープより安心できます。

 さっそく、ビールで乾杯、自分が食事の担当で準備してきたのですが、相棒が出してくる豚肉の1枚200gステーキ肉4枚、鳥のモモ2本、焼き肉、と肉だけで満腹になり用意してきた食料は全く手つかずで残ってしまいました。焚き火を見ながらのんびりして、まだ明るい18時頃就寝。ビールのロング缶一本ではこれ以上時間が持ちませんでした。

8月26日(日)
 たっぷり10時間以上寝て4時15分起床。朝一杯のコーヒー、朝食はソーメン改め冷やし中華、茹で卵とハム、キュウリをのせて食べました。
  今日の登りは、水量が少ないので沢靴をしまい、運動靴で行きます。昨日と比べ見どころも少なくひたすら上を目指して登ります。甲武信小屋に10時半頃やっと到着、ビールで完登を祝います。今回の目的は釜の沢の遡行という理由で、甲武信の山頂には登らず、11:20頃小屋を出て近丸新道から徳ちゃん新道を通って西沢渓谷駐車場に下りました。


 帰りの温泉は、窪平温泉保養施設「花かげの湯」500円也。中央道は、相変わらず渋滞中 笹子から小仏トンネル 35km。先週より長い渋滞でした。

2012年8月22日水曜日

2012年8月夏山合宿 剣岳

8月16日から8月19日まで剣岳に行って来ました。

 予定では、ハシゴ谷乗越から真砂へ入山、八ツ峰下半から上半部を登り池谷乗越、チンネ左稜線を登り真砂、ハシゴ谷乗越から下山 というものでした。
 天気予報では週の前半が悪いということで、予定を変更して後半にしましたが、実際は前半の天気は良く、後半は不安定な予報となりました。そんな不安を抱えながらの入山となりましたが、「天は我々に味方」してくれました。

 
8月16日(木)
  猛暑の中、予定通り黒四ダムから真砂沢キャンプ場に入山し、ヒュッテで仕入れたビールで乾杯! 今回アルコールは現地調達。(金で済ませるものなら荷物は軽い方が良い) ただし、ヒュッテにも50本の在庫しかなく いつ補充されるか不明?との不安にさせる状況でした。

8月17日(金)
 八つ峰縦走の為、3時起床5時出発の予定を少し遅れて5:20頃出発する。長次郎雪渓からⅠ、Ⅱ峰間ルンゼの雪渓を順調に登り、ヒュッテの人が悪いかもと言っていたシュルンドも難なく越える。


 しかし、その先のスラブと草付きのルンゼが長かった。テントと登攀用具を持っているので、なんと記録では小一時間でコルまで登れるというところを 2時間半位かかってしまった。Ⅰ峰往復は疲れてカット。


 コルからは、岩稜を登ってはケンスイを繰り返す行程が続き、Ⅴ峰のケンスイを終えてⅤ、Ⅵのコルに着いたのは14時頃になっていました。目の前で熊の岩のキャンプ地が呼んでいます。上半部は諦めて熊の岩のオアシスへ直行です。上半部を昨年登っている平石さんは、これで八つ峰完登です。














 熊の岩のキャンプ地は、雪渓と岩に囲まれた素晴らしい環境です。前から目にはしていたのですが、これほどの場所とは思いませんでした。真砂から八つ峰経由で持ち上げた ビールの味は、また格別です。


8月17日(土)
 今日は、チンネ左稜線を登り、熊の岩のテントを撤収して真砂に下りるという 長い行程なので3時起床5時出発と予定通りの行動となる。
池ノ谷乗越まで雪渓を約30分で登り、池ノ谷ガリーを下って三の窓まで約1時間強で到達する。雪渓をトラバースして左稜線に取り付いたのが 7:00。


 平石さんが前回奇数ピッチを登ったので今回は偶数ピッチ、奇数ピッチは、目さんと吉岡が交代で登ることにする。
 浅い凹角からスタートし、リッジ、フェイスと何ピッチ登ったのか?良く覚えていません。特に難しい所はありません。所々にある水平のナイフリッジは、高度感があり傾斜の強い登りより不安定で悪く感じました。


ルート中の核心部、少しハングしたピッチを目さんが挑戦しましたが、核心手前での登りに不安を感じて、悪いけどロワーダウンしてもらいました。前回平石さんが登っているので吉岡がリードします。しかし調子に乗って登りすぎ、50mザイルが足りなくなり(途中で切るべきでした)、5mほど確保地点を上に登ってもらいました。ランニングビレーもカラビナが足りなくなって ランナウトぎみとなってしまいました。(反省) 丁度私が登っている頃、雷雲が発達してきて「昨年の二の舞か?」と下では心配していたようですが、雷にも遭うことなくしばらくすると青空が戻ってきました。

 そこからナイフリッジを3ピッチほど登ると終了点のチンネの頭に到着。(15:00頃) 約8時間の登攀時間でした。
 頭からしばらくクライムダウンしてケンスイ1回で池ノ谷ガリー上部に着く。長次郎雪渓を下り熊の岩のテントに戻ると見た顔が隣のテントにある。どんぐりの柳瀬さんです。明日チンネに行くそうです。
テントを撤収してまだ明るい18:30頃真砂沢に到着、さっそくビールを仕入れに行きましたが、心配していた通り売り切れとなっていました。でも日本酒もある、まっこりもあると不自由はしませんでした。

8月19日(日)
 朝ゆっくり起きて、キーウィーとお茶でまったり、特製のざるもどきで冷やしたソーメンを食べる。
はしご谷乗越から内蔵助谷をなるべくゆっくり歩いて下ったが、暑いことに変わりなし。内蔵助谷出合からは少し雨に降られたが、傘でしのぐ。バス停までの30分の登りは雨上がりのむっとした空気の中を我慢して登りきる。
 
 

2012年8月6日月曜日

北ア 笠が岳


8月3日(金)

 朝のアルバイトを終えて 10:30頃自宅を出発。

 予定では、新穂高からクリヤ谷を登る予定だったが、中央道の笹子トンネル付近での事故渋滞と新穂高での無料駐車場の場所が変更になり本来の場所に行くまで小1時間かかる所になっていたので、ワサビ平から鏡平経由で笠ヶ岳に行くことに変更する。

 16時半頃駐車場を出て、暗くならないうちにと林道を急いで登り1845頃ワサビ平のキャンプ場に到着する。

晩御飯は、生姜焼き(市販)をビールで楽しむ。




84日(土)

 久しぶりに3時起き5時出発。起きられるか?心配だったが、なんとか目が覚めた。朝ごはんは、ソーメン150gを茹で、キャベツときゅうりとハムの塩もみしたサラダ、プラスぶどうとゆで卵と豪華だった。

 予定通り5時にワサビ平を出発、涼しいうちになるべく高度を稼ごうとひたすら登る。鏡平では池に映る槍ヶ岳から奥穂の稜線がくっきりと見える。


稜線までひと登りすると、そこからはさすが北アルプス、雪解けからあまり時間がたっていないのだろう チングルマの花が延々と続き、その他の名も知らぬ花達も咲き楽しませてくれる。





一旦大きく下るとカール状の草原が広がり、お花畑になっている。


13時頃笠ヶ岳山荘の下にあるキャンプ場に到着。最後の1時間は足が重くバテてしまった。炎天下天幕を張り、ビールを求めて笠山荘まで這い上がり、景色を肴に喉を潤す。こんな日は大木場さんではないけど、ビールは最高! 早く着きすぎたので時間を持て余したが、疲れと酔いとでごろごろしているうちに何となく時間が過ぎて行った。

晩飯は、白米にフリーズドライの親子丼とビールで簡単に終える。



85日(日)

 今日は下るだけなので朝はのんびり、今朝の果物は、キーウィ―、ドリップコーヒーを飲みながら日の出を待つ。ご来光は槍ヶ岳の北鎌尾根付近から昇って来た。朝食は、昨晩の五目飯を温めなおしたものを無理やり掻き込んで済ませ、6時に出発した。





 今日の稜線も花が楽しませくれた。でも長い下りにはうんざり、1040頃やっと槍見温泉に下山、橋の下にある露天風呂を覗き込んだが親爺が甲羅干しをしているだけだった。


ここからまた約1時間駐車場までの登りが、新穂高温泉の登山者に対する「歓迎しません」メッセージを思い起こさせて不愉快にさせる。

車を回収して橋の下の露天風呂に行き、汗を流す。女性も入っていたが、皆さん水着を着ています。どう思いますか?