2007年10月8日月曜日

奥秩父 瑞牆山 大ヤスリ岩 ハイピークルート


19年10月8日
吉岡、平石(記)

前夜は芝生公園へ、暗闇にいくつかテントがあります
とりあえず幕を張って寝酒をのんで就寝。
翌朝起きると、辺りは芝生で駐車場より快適そうでした。
目の前には瑞牆山と本日登る大ヤスリ岩が良く見えました
また、他の岩場も見えますがどれがどれだか??


瑞垣山荘の駐車場へここから大ヤスリ岩は2時間ほどのハイキング。
大ヤスリ岩の下部の左のトラロープをくぐりすぐに取り付きでした。
踏み跡というかこちらも、芝生公園の方面から登る一般?登山道があるようです。
取付き付近を何人かハイカーが通り過ぎました。

準備をしてトップは空身でということで必要な荷物は1つにまとめて登攀開始。
「タイム」
10:00 登攀開始(1P) -> 10:50 空中庭園 11:10(2P) -> 11:45 大テラス 12:00(3P) -> 13:05 大ヤスリ岩頂上 -> 14:05 下降終了


1ピッチ(9:50) 吉岡さんトップ
クラックを7Mくらい、その後右のチムニーへ
トラバースするところがなんだかいやらしそう、下から見てると傾斜がないようですが。。チムニーに入ったら見えなくなりしばらくしてビレイ解除

セカンドはザックを背負います、
チムニーに移るところが下からみるとやっぱり違うわけで足の出し方を迷う、移ったら移ったでザックが邪魔で体勢が決まらずテンションをかけてもらいザックを外に出し、半身ずりずり。
ついたところは空中庭園?とよばれるところ。
近くでハイカーの声が聞こえてきたり不思議な空間でした、でも日陰で寒い。。
隙間から見える金峰山は頂上付近のみ紅葉してました。
2ピッチ 吉岡さんトップ
バンドを左上しその後クラックここで吉岡さんはカムをセット、あとは易しく(Ⅱ級?)、大テラスへ上がるところはA1であがる。

1ピッチ目より快適、大テラスに上がると瑞牆山本峰・登山道のハイカーが良く見え、しかも日当たり良好で暖かい。天空に伸びるような大ヤスリ岩を眺めながら、しばらく休憩。下を歩くハイカーから声をかけられてしまいました。

3ピッチ 平石トップ
A1の40M。支点はいっぱい、でも全部とるといくつヌンチャクもって行けばいいんだろうか、1つ飛ばしでいくことに(いらない荷物は大テラスへデポ)。総じて遠めで2段目に立って手を伸ばせば届く、小柄な人は最上段乗る回数多いんだろうなぁと、私は最上段は1回くらいしか記憶に無く、最近?のスリングもぶらさがっていたりで助けられました。

途中で疲れが出てしまい、遅いペースで終了点へ。最後、傾斜が緩い2、3歩のフリーが嫌でした。吉岡さんを迎えいれるまで陽が陰り、寒かった。

終了点はステンレスのハンガーが計4箇所(リングボルトも有)や太いシュリンゲ、残置のビナ2個などで下降は安心?懸垂する一歩が勇気要りました、、。

大テラスへ下降して荷物を拾い、もう1回懸垂して登山道と合流、取付きに戻り
終了。
下山開始、富士見平まで快調でしたが、休憩後しばらく降りたところで昨年痛めた左膝がピキッと激痛が、しばらくしたら足が着けない状態なので応急措置して膝を曲げないような体勢でかなりゆっくり下山となりました。。

吉岡さん判断で翌日の天気も期待できそうにないということで帰京の途に、中央高速は大渋滞で22時頃幡ヶ谷。
吉岡さん帰りの運転お疲れ様でした
今回幸いなのは膝痛の再発が登攀中でなかったこと。
でもかなりショック(耐久レースの後遺症。。)

2007年9月23日日曜日

上信越 二王子岳 七滝沢


19年9月22~23日
堀口、平石、吉岡

京王八王子23時半発、圏央道を利用して関越へ、
交代で運転して新発田に着く頃は少し明るくなりかけていた。
内の倉ダムの水谷公園というところでちょっと仮眠。

七滝沢出合

15分くらいで林道へ入り、小一時間で出合への下降点に到着。
出合の目の前ではなく、出合いを見つつ少し通り過ぎたところから降りるのが正解でした。


無事入渓、比較的大きい岩をよけたり登ったり結構曲がりくねってます。
傾斜は穏やか、やっと沢らしくなってきたところで吉岡さんと1回目の泳ぎを楽しむ?徐々に傾斜が増してくると七滝100Mの最下部の滝へ到着。

木々がありまた曲がっているので上段は見えず。
左岸を高巻く、踏み跡通りに行くと尾根が違い一旦戻り、枝沢を渡り正規?ルー
トへ。行ったり来たりする故しっかりした踏み跡になっているんでしょうね。
樹林帯は蒸し暑くてもう沢に降りたいと思っているとやっと高巻き終了、1時間くらい?
通常の渓相になり、しばらく行くと多段の滝、真っ直ぐ伸びていて全部で130Mのようです。

直登も可能なようですが時間が必要でここは右岸を高巻きます、
懸垂で沢に降りて休憩。時間を見ると50分くらいかかってました。
幾つか滝を巻いたり直登したりして幕場へ到着。
ささっとタープを張って薪を集めて焚火を開始、
吉岡さんは釣りに、平石は夕飯当番なので準備や焼き芋。

あのおかずは手に入りませんでしたが、
焚き火で癒されながら飲み食いを充分にして、睡眠不足を補います。

朝起きてみると小雨。
昨晩の残りなどでうどんを食べて出発。
歩き始めることろは雨はほとんど降っていなく一安心。
今日もまだ滝が多いです。小ぶりの釜が連続するところや、草つきの高巻き、残置シュリンゲをつかんでのへつり
10~15Mくらいの滝が多かった。(遡行図とおりかな)

堰堤と取入口
取水口へ到着、こんなところに人工物、どこにつながっているんでしょうか?
この後の10Mの滝がちょっと緊張。
水量が無くなる前に素麺とラーメンでお昼、
この頃晴れ間が出てきて暖かくなってきた。
倒木やら源頭近くになり、ちょっと藪漕ぎして草原地帯へ出、
もう一回藪に入って5分ほどで登山道と合流。
二王子岳はすぐそこ、ハイカーが休む中頂上に到着。
かまぼこ型の赤い避難小屋が印象的でした。
装備を解いて、しばらく休憩後下山。
ところどころにある祠に寄り道しながら登山口の二王子神社(なかなか立派な建物でした)へ着。
途中で呼んだタクシーが待っていました。
水谷公園の車へ戻り、新潟で買い物後小出IC近くの道の駅で鍋で宴会、たっぷり飲みました。
翌日は渋滞を避けて早々に出発し坂戸駅で解散。

「タイム」
1日目 
7:20 車 -> 8:30 出合 -> 10:30 七滝下部 -> 11:50 七滝上部 -> 12:50 多段130M滝 -> 14:10 高巻き終了 -> 15:35 幕場

2日目
7時すぎ 幕場 -> 10時 取水口 -> 11時半 草原地帯 -> 12時 二王子岳 -> 15時 二王子神社

2007年7月29日日曜日

上州 有笠山 岩トレ


19年7月29日
吉岡、堀口、平石(記)


有笠山、お初です。(吉岡さんも)
沢渡温泉の近く、そして私が10年来通っている野反湖への通り道で
やっぱりいいところでした。

堀口さんお勧めのアプローチ1分の偏屈岩へ
(午後、雷雨になりアプローチが近くて良かった)
さて、先客がいらっしゃいましたが
どうやらアップは完了しているようです
私達は適当に準備を済ませてアップ。

・有笠登頂888 (5.8) 平石、吉岡さんアップ
隣の
・ねずみ返し (5.10b) 堀口さん(アップ?)、平石、吉岡さん 各リード
マスターでないので快適です。
5.10cは後でとっておいて(これが散々な目に。。)
・青いパンツの男(5.10b) 堀口さん、平石、吉岡さん 各リード
ここもマスターでないのでほぼ快適。
で、ぼちぼち平石マスターでということで
・ハッピーマンデー 平石、吉岡さん、堀口さん 各リード
マスターです落ちました3回ほど、、。1ピン目です、危ない危ない。

そして5.10cへ、
・なんちゃってチャンピオン 吉岡さんリード、平石敗退
全然、だめです。既に体がいうことを聞いてくれません。。
(細川さんはここがアップだそうです、、)

・全国平均の男 堀口さん、吉岡さんリード、平石完敗。。
申し述べることありません。。全力でヌンチャク回収。

惨敗です悔しい!
と宿題ができたところで先刻から降っていた雨が雷雨に。
ささっと帰り支度をして、疲れを癒しに沢渡温泉へ、
やっぱり温泉はかけ流しですね。

すごい豪雨の中帰ってきました、そろそろ梅雨明けですね。

2007年7月22日日曜日

西丹沢 沢登り三昧


19年7月21~22日
吉岡、牧野、平石(記)

[ 感想 ]
滝登り堪能!
西丹沢良い所でした。
竿の振り方の練習しようと思います。
[ 反省 ]
ルベルソのセカンド確保でロープを緩めるの場合セットは確実に。 
トップで登った場合の確実なセルフビレイ・支点の工作の迅速化 
滝登りに集中しすぎて無心で遡行してしまった。             
気張っていたせいか月曜日に疲れがどっと出ました。。要体力
7/21(土) 小川谷

西丹沢県民の森手前の駐車スペースへ
沢支度をして堰堤を数箇所下り小川谷へ入渓
久しぶり(マンダの沢以来)の沢登りでドキドキワクワクです。

最初の滝は右側を吉岡さんが登りザイルを出していただく。
お次は巨岩の右を流木を使いながら乗り越える、ここで水びたし。
暫く小滝を快適に通過、次々に出てくる滝を突き進みます・・・
楽しくてニヤケてしまい、牧野さんに見られてしまいました。。

でてくる滝や高巻きは吉岡さんと交代でトップを登らせていただきました、
残置シュリンゲを掴みながら。。
牧野さんのアクシデントもありましたが弱音を吐かないところが凄い!
自分だったら弱音を吐いていた可能性あり、、
例のつるつるの大岩も残置ロープで頑張って乗り越えたり 腰まで水に浸かったりしながら


最後のトイ状滝、落ちてもドボンですみそう?
ここはトップで登らせていただきました。残置を使ってえいやで落ち口へ、そして皆さんを迎え、
壊れた堰堤で終了、広い川原で暫し休憩。

登山道?を下り、頭の中は既に焚き火。車へ戻り近くの川原でエスパースを張ってさっそく蒔き拾い。
ほとんど湿気てましたが、ビールを飲みながら粘り勝ちで着火!癒されますね。
そして夕飯はカレー、たっぷり作ったので翌朝はカレーうどんでした。

「写真上部に最後の壊れた堰堤が見えます」
7/22(日) 同角沢

3時半起床ですが小雨が降ってます。。
サッとタープを張り、カレーうどんをすすりながら様子見。
吉岡さんの一声で撤収・移動開始。一旦通行止めの駐車場へ、雨は止みません。ひとまず玄倉へ戻り荷物整理、ここで牧野さんは下山となります。
でもバスが来るまで3時間近く、、。準備していたら雨が止みました。

私と吉岡さんは一路先ほどの駐車場へ戻り、林道歩き。青崩トンネルは通行止め、一度河原へ降り登り返しまた林道へ何だか暑いです、
同角沢出合いの電柱(黄色16番)へ到着した時は晴れ間がでてきました。

入渓、いきなり15M滝、ここは右を登ります。朝一なので体がギクシャク。


すぐ三重の滝、右側を落ち口まで続く鎖(誰がつけたんでしょう)を頼りに登ります。








合羽を被り左手から右上、滝の手前で残置ハーケンにソウスリングを通そうと思ったら通りません。。既にずぶ濡れで凍えてきました、一旦少し離れて7mmのスリングを解き再度ハーケンへ通し結びます(時間ロス1)、そして滝に打たれて右へトラバースと思いましたが叩き落とされそうなので躊躇。修行僧の様に滝に打たれながらまさぐっていたら、滝の中にハーケンが打ってあるじゃないですか!速攻でセット、そしてトラバース、その後はゆっくり慎重に落ち口へ何しろ手がかじかんでしまって、、交信も震え声でしたぁ。
牧野さんからお借りしたテルモス(甘い紅茶)助かりました。


そして不動の滝、残置シュリンゲ、アブミを使い直上!滝行は続きます。

と思ったらここから釣エリア、吉岡さんやる気満々です、私も後ろからそぉーっと進みます。ちょっとした淵、釜には魚影が。。竿を振った瞬間にヒット、ヒット、入れ食いです10匹は釣ってますね、魚が毛鉤を追うんです、見てても楽しめました。私もお借りしてやったのですが未熟者で×でした。。


ダルマ石から沢登り?です。行水の滝は流木が少し下に下がってしまったようで水流の中にあるホールドをぐいっとつかんで体をねじ上げます。次のCS滝はさらっと通過、

名無の滝です。


もうお腹いっぱいというところで最後のご馳走、遺言棚、最初の一段は吉岡さんに登っていただく。

2段目から平石、ホールド、スタンス、ハーケンの3つしか頭に無い状態、残置はありましたが1箇所どうも遠いところがあったのでハーケンを打ちました、利いていたの一安心。
でもまだ先が、やっと間違いない樹の幹に支点をセットしてルンゼ状の上部に抜けた時「ロープいっぱい」のコールが聞こえました(この時トランシーバーの調子が悪くて交信できない状態)、ロープの手繰り具合で無事吉岡さんも登り終了。

東沢乗越から小川谷へ昨日の道と林道歩きを経て車へ戻り無事2日間の行動を終えました