上高地ー徳沢ー奥又白池
徳沢園はいつ来ても良い雰囲気で迎えてくれる。
登山者であふれる横尾街道を離れて、新村橋からは静かな山道となる。
パノラマコースとの分岐 |
奥又白池への急登途中の黄葉 |
パノラマコース分岐から1ピッチ登った所で会った人に奥又の水場は出ていると確認して背負ってきた二リットルの水を捨てる。
久し振りの奥又白池に到着
以前来た時にテントを張った場所にを今日の宿泊場に決める。心配していた水場も少ないながら流れていたので安心した。翌朝は枯れていました。
黄葉は枯れたような茶色で既に終わった感じ。
2019/10/06
奥又白池ー北尾根5・6のコルー涸沢ー北穂東稜のコルー北穂池
廻りのテントは既に出発している中、陽が登ってからゆっくり出かける。
奥又白谷のカールをトラバースして行く途中、用を足している間にパートナーが行方不明になり、登り返すトラブルあり。
トラバースを終えてルンゼ左の小尾根に取り付く。ちょっとした危険個所あり。直接コルに出ると思っていたが、6峰側を登ってから少しトラバースして北尾根上の道に出る。
霧がはれて吊尾根が現れる |
5・6のコルを見上げる |
後で東稜から見たらこの黄葉した灌木帯の下にトレースが付いていた |
涸沢では、皆さんおでん片手にビールジョッキを楽しんでいた。見上げる東稜は遥か上でこのまま居座りたいという思いが強くなる。
パートナーもいることだし、意を決して水を補給して腰を上げる。南稜との分岐までは辛かったが、登山道から分かれてY字ルンゼ右に入ると東稜のコルは意外と近かった。
東稜のコルから北尾根 |
槍ヶ岳が顔を出す |
下降中からの一ノ池 |
一旦ガラ場の広場に出て、再びガラ場のルンゼを下り一ノ池に到着する。
二の池に向かうために再び登り返して小尾根を越えると二の池のガラ場に出る。一ノ池に行く途中に荷物をデポしておけばよかったと後悔する。
一ノ池 |
二の池 |
三の池 |
テン場を捜している時ガラ場の広場で水の流れる音がするので確認すると確かに水を汲もうとすれば出来る水流があった。上部に北穂小屋があるので何となく躊躇う。
四の池奥のテン場 |
2019/10/07
四の池、手前にテン場 |
横尾本谷左俣上部へは、ヤブコギが避けられないとの情報がある中で、途中の崖の下をトラバースするルートを記録で見たので グーグルマップの映像を見て勉強して来た。
実際に行ってみると、行けないことはないが足元が切れていて落ちたらヤバい。濡れているので余計に危険な状態だった。
一時間くらいうろうろしたが、安全第一にヤブコギを選択し、ガラ場を上部まで登り、ハイ松帯に突入する。5m位登ると小尾根を越し反対側の斜面に出てハイ松を少し下り、灌木帯経由でガラ場に降り立つ。以外なほどあっさりと抜けられた。
広いガラ場のカールをキレットを目指トラバースするが、上部の見通しが悪いので何処が大キレットへのルートか迷う。長谷川ピークらしき崖の下をかなりトラバースした所で最後のルンゼを稜線に向かう。
やっとたどり着いた稜線は、飛騨側からの風と雨で暴風雨状態、あまりに寒いのでカッパの下に半袖羽毛服を着込む。風にあおられながら南岳への岩場を喘ぎながら登る。三千メートルになると高度障害が出るのか 息苦しい。
南岳山荘のトイレ小屋に入り、一息つく。人のいる小屋に入ったら出るのが億劫になりそうなので、しばらく休んで出発する。南岳の山頂を踏み、天狗平への尾根道に入ると徐々に風は収まり安心する。
横尾本谷右俣 |
手前の尾根の奥が北穂池のカール |
←天狗池、奥に槍ヶ岳があるはず?
南岳から槍沢側に入って急な尾根を過ぎると カールが広がり黄葉が見事だったが、足元は大岩がゴロゴロして歩きにくい。
池から少し登り返して 槍沢を大きくトラバースして槍の登山道と合流する。↓
後はババ平までえっちらおっちら。
ババ平で選んだテン場は、雨が溜まりグランドシートの下が水たまりになっていた。新品の天幕だったので浸水を免れた。
2019/10/08
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