2011年2月27日日曜日

八ヶ岳 阿弥陀岳 南稜 雪稜歩き


                                                              平成23月2月26-27日  
                                                            
                                                              平石(記)、大木場、吉岡、隅田、牧野、目、高橋
                                                 
2/26日(土)
平石車は八王子へ直行して4名乗せて混雑している双葉SAで吉岡車と合流。
鉢巻道路から舟山十字路への道に入る、別荘があるためか奥まで除雪されていましたが結構道はツルツル、舟山十字路には車が5~6台。ここはあの1000円の駐車料金は支払い不要なのです。ゲートの手前に停めて準備して出発。
平石のザックはあれがいっぱい入っているので特に重いのでした。
100Mほど戻って立場川沿いの林道を歩く、春山って感じでとても気持ちよい。
小一時間ほどで旭小屋へ到着、ここから尾根への急な登りが始まる。
所々夏道が出ていてやっぱり春山気分、みなさん汗だくです。20分位で急登は終わり樹間に視界が広がる。

久しぶりに北アルプスが全部見える素晴らしい登山日和。
綺麗なトレースのあるなだらかな尾根道を休み休み歩くと立場山、
視界が広がるところでは右に編笠山・権現岳、正面は阿弥陀・赤岳が間近。
青ナギ付近の整地跡があるロケーションが良いところでテント大小2張り設営する。その後は水作りつつ宴会あれやこれや食べて飲んで21時就寝。

舟山十字路 10:00 → 旭小屋 10:40 → 立場山 13:00 → 青ナギ幕場 13:10


2/27(日)
4時起床、なんだかんだで6時50分の出発。
先行には5~6パーティ、既に皆さん出発された模様。
P1超えると風が強くなってきました。
P1・P2のコルも広いので大きいテント張れます。
P2越えるとすぐにP3が構えていますが左から回りこみ核心と言われているルンゼは状態は良好?ですが念のためロープを出す。
2ピッチ目は最初の一歩だけであとは階段状。
高橋さん以外は各自の判断でロープ使用としたので7名でしたが、それほど時間は費やさず通過できました。
山頂近づくにつれ風が強っくなってきて寒い、P4のトラバースは特に問題なし、あとはちょっと岩稜の間をつなげると阿弥陀岳の山頂でした。

山頂は寒いのと天気が下り坂なので各自撮影して樹林帯まで御小屋尾根を一気に下る。
御小屋山を通過した先の分岐は標識があったので問題なかったのですが、しばらく調子よく降りていたらトラバース気味に曲がるところをまっすぐ降りるツボ足トレースに導かれてそのまままっすぐ降りてしまいました。。こっちは学林に行く道だったのです。。

途中で吉岡さんから指摘されてGPSを見てみたら小尾根の向こうなので、適当にトラバースしながら本来の道と合流、すぐに舟山十字路到着。
大木場さんは小さい標識を見落とさず正規のルートで先に舟山十字路に戻っていたのでした。皆さんに30分余計に脂肪燃焼していただきました、スミマセン反省。

というおまけがついてしまいましたが、初日は天気に恵まれ2日目も天候が崩れる前に下山できて良かったです。ルートも冬山初級者には良いのではないでしょうか。テント生活など含めて、また途中に営業小屋がないからでしょうか八ヶ岳にしては静かで良いところでした眺めもいつもと違って新鮮。御小屋尾根の下山も意外にあっさりだったと思うのは私だけ?間違えたけど。。

来冬は広河原沢のマルチピッチのアイスから阿弥陀かなぁ、で中央稜下降とか。

青ナギ 7:00 → P1 8:00 → P3 取付 8:40 → 阿弥陀岳 10:00 → 御小屋山 12:20 → 舟山十字路 13:30
阿弥陀南陵は、赤岳から見ると岩々していてかっこいいので、以前からずっと行きたいルートであった。岩稜帯で厳しいんだろうなぁと覚悟して臨んだが、実際歩いてみると、岩登り的なところはほとんどなく、雪稜歩きがメインであっさり頂上に着いてしまい、やや拍子抜け。
とは言っても、核心といわれるP3は、けっこう急な雪斜面で、途中フィックスロープで登ったが。さらにここは、下から吹き上げてくる風で極寒。たちまち指先がカチコチになり、不機嫌になったので、無我夢中でP3終了点まで登り、即ダウンを着てしまうという始末だったが。
P4はあっさり通過し、無事、阿弥陀岳頂上へ。このルート、眺望がすばらしいのでとても気に入った。
下山後は、もみの湯に入り、明るいうちに帰路についた。
今回はトレースがあり、P3,P4も雪が少なかったため、楽に登れたが、トレースがないとルートファインディングが難しそうな箇所がいくつかあった。次は、トレースがない状態を歩いてみたいと思った。    記:目

2011年2月13日日曜日

会津 博士山、小野岳 山スキー


                                                              平成23月2月12-13日  
                                                            
                                                              吉岡
                                                 

2/12(土) 雪 雪 雪
  前日の23時頃家を出発し、東北道から会津坂下ICで下りる。ICを出たところにあったセブンイレブンで、日本酒とつまみのおでんを仕入、道の駅「会津柳津」で仮眠。
  明るくなってから起きだし、朝食はジムニー小屋で天ぷらうどんを卓上コンロで温める。降り続く雪は、止む気配もなく登山口の琵琶首に向かう。予想外に時間はかかったが、住んでいる人には申し訳ないが、通り過ぎる山村の雪景色に何となく癒される。
 琵琶首の登り口付近を通過するとき、単独の人が道端をスキーで下っていくのを発見。 少し先に松本ナンバーの同じジムニーが駐車してあったので、その後ろに私も駐車して支度をする。 これはラッセルをしてもらえるのか?と期待したが、私が支度をして登山口に向かうとスキーを担いで降りてきました。尾根の取付きが急なのと、GPSをもっていないので諦めたということです。
GPSを持っている私が尾根の取付き付近まで登ってみると、ちょっと入口を間違えたようです。

 取付きは、すぎ林と広葉樹の林の境目にある沢状のところを登りました。すね位のラッセルで急登をやっとこさ越えました。尾根に登ってからもラッセルが続きますが、急な所を越えるとブナ林のゆるい登りとなり美しい斜面が続きます。でも体力のない私には、つらい登りです。一緒にラッセルしてもらえる仲間がほしいと痛感しました。
 
 ゆっくりとラッセルをこなし登って行きましたが頂上には届かず、滑降コースの分岐まで登ったところで時間切れということにして、ツエルトを被って休憩しました。 いよいよシールをはずして滑降準備をします。GPSで方角をしっかりチェックして出発します。樹間もそこそこ空いていて傾斜もないので 初心者の練習には申し分ないコースです。途中林道と交差するところで左によって下りたので、しばらく林道を歩かされました。林道から下は、樹間が狭くなり尾根も細くなり滑りにくいところが続きます。最後は、左の沢状を下りて行くと広い畑に出て車道まですぐでした。
 
 車道に出た所にスキーをデポして車まで戻るのにも、途中休みをとるほど疲れが来ていました。とりあえず温泉です。西山温泉老沢旅館に目星をつけていたのですが、狭い駐車場に車があふれ、諦めました。となりの中の湯旅館にお世話になります。他に誰もいない広い離れにあって 脱衣場も風呂場も冷え切っていました。内湯で暖まり、雪の降る露天風呂を楽しみました。
 
 今宵の宿が決まっていないので、コンビニで明日の食料を調達し、会津若松の町で夜ごはんを食べようと物色しましたが、あれこれ探しているうちに町を通り過ぎてしまい、仕方なくそのまま湯野上温泉に向かう。明日の目的地には、道の駅もなく止まる場所が決められない不安でイライラする。

 その夜は、湯野上温泉先のちょっとした駐車場を見つけ入り込む。車の中を片付けて明日の朝食べる予定の「えびと餅入りうどん」つまみに地酒を2合飲んで良い気持ちになり寝込んでしまう。しばらく寝た後ドアをたたく音がするので確認すると、会津のおまわりさんに不審者として職務質問をされてしまいました。
 


 2月13日 雪
 雪 雪
  翌朝明るくなってから起きだし、昨晩食べてしまった朝ご飯を仕入れにコンビニに行く。コンビニの駐車場で朝ご飯を済ませ、事前に調べていた小野岳登山口に行くが、大分大内宿の方にトラバースをしているので、さらに進み川を渡る橋を発見、この先が鉄塔に向かう道と思われたので、大内宿第一駐車場に車を入れる。朝早いので観光客も見当たらず、スキーにシールを貼って出発する。
 
 川を渡って畑の中の道らしきところをラッセルして行く。山の端にかかるところに大きな貯水槽があった。さらに登っていくと鉄塔のある尾根の斜面に取りつく。尾根の上に上がるまでは、再び急登を喘いで登る。尾根に出てからも雪がうねっている登りづらい所だった。さらに急な斜面が続き、最後はつぼ足で登ったが、諦めて敗退を決める。
 下りは、木の少ない所をつなげて快適な滑りが出来たが、あっという間でした。
 
駐車場に戻り、観光客がぞろぞろと行く列に入って雪まつりをしている大内宿で雪の江戸時代?の古民家を1時間ほど観光してきました。